『ありのままのわたしで稼ぐ』あぁ・・・なんて綺麗な響きで、そして無責任なのだろう。
先日、このような内容をFacebookに投稿しました。
この取り組みはすでにスタートしましたので、一般に公開するのはもう少し先になりますが、時代の大きな変革期にそろそろ両足突っ込みそうな昨今・・・この数年をサバイブするためのヒントになるかと思いますので
メンバーさん向けに公開してきた記事を少しずつ、公にしていこうと思っています。
などなど、これらに興味がある人がいれば、変革の参考になると思いますのでよければこのnoteやマガジンをフォローしててくださいね。
Facebookでは先ほどの続きとして、このようにも書きました。
”稼ぐ”に泣いてきた『自然農野菜』のような人たちに勇気と希望を提供することをミッションに新しい取り組みをスタートさせたわけですが、
個性的で、いびつで、不規則で、カテゴライズできない生々しい芸術性や変態性とやらは、どのようにしたら『稼ぎ』にも潤いをもたらすのか。
これからの多様で自由で基準が大きく反転する時代を、どうやってサバイブするか?
この問いに挑む軌跡を、noteに綴っていきたいと思います。
新ビジコアが見ている世界
まずそもそも、ビジネスコアプログラム(通称:ビジコア)が提唱する理論の中にはいくつかルールやコアな価値観があります。例えば列挙すると・・・
すっごくカターイです。カッチカチです。
でも、ひとつひとつがこれからの時代に向けて改革すべき点だと実感しており、これらのルールを課することは抑圧ではなく道しるべになると考えています。
貧相さを一生懸命隠す、リアリティぷあな現状
新ビジコアでは常に”リアリティ”を重視します。リアリティとは、その人の実体感や実感のこと。ハラの声であり、現実的な体験の中で本人が身に染みたこと、などです。
例えば、一度も絵を描いたことがない人が、「美大を卒業して有名アーティストになる」と思ってそこから初めて絵を描くなら、その人にとって絵を描くという行為は手段でしかなく、リアリティのないものです。あるいは、「美大を卒業して有名アーティストになる」という理想さえ、リアリティがありません。
これと同じように、「自分で稼いでいるのがかっこいいから」という理由でなんちゃって自己表現ビジネスを始めてしまうケースがここ10年くらいで、かなり増えてしまいました。
「こういうのが人にウケるから」「これが流行っているから」といって商品やコンテンツを創っても、本当に心底それが大事だと実感していないなら、その商品やコンテンツにはリアリティはありません。
なぜなら、それらは自身の存在から湧き起こる表現ではなく、どこかから取ってきた”中身のない空っぽの箱”だから。
また、お金を稼ぐということの本当の楽しさや素晴らしさを体感するよりも”前に”、好きなことを仕事にするライフスタイルの見た目の良さだけが伝わってしまいました。現実は、自由に仕事して稼ぐ生活は、常に誘惑との戦いです。
しかし、手段が何であれお商売をすることやビジネスをすることの本来の面白さは変わりません。そう、手段で変わることはないのですから、本来は好きなことでビジネスしようが、好きじゃないことでビジネスをしようが、楽しいことなんです。
ですが、どうも「稼ぐことの面白さ」よりも「好きなことしてお金を稼ぐこと」の煌びやかさの方が勝ってしまったようです。
本来は、「好きなことをして生きる」ことと「お金を稼ぐ」ことは、別々に捉えなければならないことなのに、なんだか一段と難しくなってしまった。
それが原因で、ほんとうにたくさんの人が、ビジネスに挑み、好きなことや得意なこと、強みなどを発掘してお金を稼ぐことにトライし、そして続けられず・・・『自分は何がしたいんだろう?』という迷宮に入って出てこれないのでした。
リアリティぷあ、の弊害です。
でもわたしたちは、ここに留まっていてはいけません。
いのちの表現、生の営みとしての商売に原点回帰
わたしは、すごく悲しい。そして、怒りを感じています。誰にでもなく、世の中にでもなく、自分にとって非常に有意義な怒りです。
商品は”売られる”ためにだけに設計され、集客も”稼ぐ”ためのプロセスとしてしか考えられないマーケティング論が正解なのか?疑問を持たなければなりません。
商品は世界観の細胞であり、そこに人を集めるという行為は、その世界観にお金を落としてもらうためではなく、その世界観を共に創り上げるためだとビジコアでは考えています。
そしてお金を稼ぐのは生きる道のインフラであり、売り上げを出すのは育てたビジネスに再投資するため、という価値観です。生きるインフラにならず、ビジネスの再投資にもならないお金を稼いでも、それによって貧相になるだけ。貧相さを隠すためにまたお金を稼ごうとするなら、もう止まらない悪循環に突入です。
だから、ビジコアでは売り上げは自分自身のビジネスをさらに繁栄させるための手段でしかなく、数字の見栄えではなく創造したい現象に合わせて売り上げの細かなデザインが重要だ、と考えています。
今こそわたしたちは、稼ぐこと、お商売をすること、商品を作ることや、他者と関わること、それらの本質を捉え、原点回帰をすべきタイミングではないでしょうか。
わたしはそう考えて動いていますが、ここまで読んだあなたはいかがですか。
ヘラヘラと消費されてんじゃないわよ
現在進行中の、オンラインコミュニティの募集文で書いたことです。
命削ってつくったものを消費されてることに違和感を覚えよう!その上で、誰かのせいにするでも自分のせいにするでもなく、常に創造し続けよう!
そんな気持ちを込めて、表現しました。
あぁ、とうとう言ってしまった・・・なんて久々にドキドキしたものです。
でもこれはきっと、わたしがわたし自身にも自身にも言っていることなのでしょう。ここ数年のほんのりとした違和感がついにもう、健全な危機感というレベルにまでなり、そしてこれからの新しい取り組みがあります。
ビジコアで決めたこれらのルール、あたらめて読んでみると、なかなかに圧をかけていますね。
これくらいの圧を積極的にかけたいほど、いま、わたしは瀬戸際だと感じています。
今、自分のこと『オモロー!』って感じてる?
そして、この記事最後のメッセージです。
自分に自信がなくてビジネスがうまくいかない・・・という一見当たり前な常套句に一石を投じたい。
自信がないのはリアリティを大切にした商品を作れていないか、はたまたいい人ぶって”媚びた”生き方をしているか。
要するに、”つまんない”んです、自分自身が。
自分のことが好きでもビジネスがうまくいくわけではありません。自分のことが嫌いでも同じです。自分自身に価値があると思えているかどうか、つまり自己肯定感の高さはビジネスの成果と直結するように思えるかもしれませんが、本当に大切なのはもっと単純なことです。
自分のことが、オモロイか否か。
リアリティが溢れているとき、わたしたちは自分自身のことを、自分の今置かれている状況を、面白いと感じます。深刻になっている暇なんてありません。どうせ人と比べるなら「あの人わたしよりオモロイやん!キィー!」の方が健全です。
オモロイことやっていないから、オモロくない人になってて、オモロイやり方を見つけようとしないから、何やってもオモロくない。
自分から沸き起こってくる”自分の人生や可能性に対する好奇心”
上手に生きることばかり身につけてしまい、どこかに忘れてませんか。
自信がなくても、そんな自分をオモロイと思うのは、現実が変わらなくてもあなたから始められます。
お金を稼ぐことをいくら学んでも、自分自身に興味を持ち、自分のリアリティを大切にすることは身につきません。結局世の中が変わればお金の稼ぎ方も変わり、振り回されるだけです。
主人公としての自分に、とびきりの興味を持って欲しいと思っています。そしてビジネスとは、その知的好奇心と『オモロー!』を叶えてくれる最高の手段です。
わたしは、ビジネスという最高の手段をものすごく楽しんでいます。一緒に楽しみましょうぞ。
引き続き記事、更新していきますね。
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もし人生が無条件に自由で豊かだったら何をするかと言われたら書く、というくらい書くことが生きる上で欠かせない人間です。10年間の集大成を大放出します。サポートは全て執筆と研究活動に使わせて頂きます