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僕の好きなもの2~外国語の美しさたるや…~

———耳に入ってくる。その人の背景(バックグラウンド)が。その人の言葉からは、その人が見える———

ネイティブが話す言葉の背景を読む

僕はもうたまらないんですよね、外国語が。というよりその国で生まれ、その国の母国語を話している人がたまらない。ネイティブの人が話す言葉は全く訳分からなくてもずっと聞いてられます。この人はどんな事話しているんだろう、このヌメヌメした話し方かわいいなあとか、この人はこの国で生まれ育ったんだなあ、僕とは違うどんな感覚を持っているのだろう。って

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海外の映画を観たり、外国語を話しているところを盗み聞きしたり。イヤホンで音楽を聴いていても周りで外国語が聞こえたら、聴いていた音楽を一旦止めて、外国語の方に耳を傾けます。ただし!ネイティブに限るのです!

例えば英語が堪能な日本人が「NY city is ~~~♪」みたいな洋楽を歌っていたとしても、やはりびしっと決まらないんですよね。君はNYの何を知っているのと思ってしまう。海外旅行でNYに行った時の歌なのかなと浅く聞こえてしまう。

やはり、その国で生まれ、その国の人がNYをどう感じて歌っているのかとかに赴きがあるし、NYという言葉にその国の歴史や文化などが反映されて今ここに聴こえてくるものだと思っている。

Snail Mail 彼女の人生は

僕の好きなネイティブ発音の持ち主、Snail Mailさん!

女性がネイティブで話しているのが特に好きなんですよね。こんな若い女の子が英語を使いこなしていて(母国語がそうだから当たり前)、身をシックでカジュアルに飾り、大勢の前でロックミュージックを演奏しているところがたまらなくかっこいい。

彼女はいったいどんな環境で育って、何を伝えているのか。それを母国語を使い、音楽に乗せて伝えている。

英語も好きで勉強していますが、きっと話せるようになっても、言葉の背景までは理解できないんだろうなとは思います。

それは反対にも、他の国の人が日本語を勉強したとしても分かりえない認識は出てくるのではないかなと思います。我々日本人はお味噌汁が恋しくなるように、他の国の人とは生きてきた環境が違うから。言葉からはその国のお味噌汁のような要素が垣間見える気がしてるんですよね。

僕が外国語を好きなのは、その言葉を聞くと、その国の歴史を踏まえた社会の移り変わりがあって、その人の今の言葉になっている。海外をタイムスリップして旅行しているような気分になってもっとその国の事、その人の事を知りたくなるんです。

その国はどんな歴史を歩んできて、どんな食べ物が食べられていて、どんなものがかっこいいとされていて、どんな青春があって、どんな雨が降るのか。

その人の言葉の裏には、社会がある、葛藤がある、その人の人生がある。



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