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蒲田に住み始めてから約6年の私が圧倒的個人的主観で述べる蒲田の魅力

いきなりですが、私は蒲田が大好きです。蒲田は第二の故郷とすら思っています(私は大阪出身)。しかし、そんな我が愛する蒲田は、最新版の住みたくない街ランキングで第2位に輝いており、一般的にはあまり良いイメージを持たれていない街です。今回は、蒲田にかれこれ約6年住んでいる私の圧倒的個人的主観から、蒲田の魅力を3つほど声高に叫びたいと思います。

蒲田とは

蒲田は大田区にある地域で、東京南部にあり、神奈川県川崎市が目と鼻の先です。多摩川が近くを流れ、都会の喧騒と多摩川土手の自然とがちょうどいい感じです。また、昭和初期ごろまでは松竹蒲田撮影所があり(跡地には大田区民ホール・アプリコがあります)、流行は蒲田から始まるとまで言われていたこともあるそうです。

その他、細かい情報はwikipediaをご覧いただければと思います。

ちなみに、2016年公開の映画『シンゴジラ』では、最終形態前の状態で最初に日本に上陸したのは蒲田の呑川付近でした(下写真)。そのため、ある界隈では、蒲田ちゃんと呼ばれてたりするそうです。蒲田地元民のちょっとした自慢かも?知らんけど!

さらにちなむと、呑川の名の由来は、吞兵衛の街である蒲田にあるからなんだと思いもしますが、実は、かつて飲用水として呑川を利用していたからだそうです(諸説あり)。

きっとかなり昔です。今では見る影もないです。

シンゴジラ蒲田②

シンゴジラ蒲田①

※写真は以下サイトより転載しています。
http://halohalo-online.blog.jp/archives/1068736061.html

★蒲田の魅力①★
「呑むものは拒まず」なオープンな街

ここでお伝えする魅力が、私が蒲田を愛する理由となる一番の魅力かもしれません。他はついで。酒場を愛せる人は、蒲田も愛せます。

蒲田は、JR蒲田駅の西口側と東口側を中心に飲み屋さんがとても多いです。しかも、その飲み屋さんは、チェーン店も少なからずありますが、個人店経営のお店がたくさんあります。そして、コスパ最高です。高くて美味いのは当たり前。安くて美味しいところを見つけるのが楽しい。

なお、統計的なデータは探しても出てこなかったのですが、以前飲み屋で出会ったオッサンが言うには、個人店経営の飲み屋の密度は、新宿に次ぐ多さだとか。ほんまかいな。

【蒲田駅東口の特徴】
東口側は、キャバクラ・フィリピンパブと立ち飲み・居酒屋などがごちゃごちゃしていて、コロナ禍以前の通常の状態では、夜飲み屋街を1人で歩いていると間違いなくキャッチの兄ちゃんに声かけられます。キャッチの兄ちゃんはメンタルが強く、「あ、大丈夫でーす」と喋りながら歩き続けても粘り腰です。個人的には、大阪の京橋のようなイメージだなと思ってます。

東口

おすすめのお店は色々ありますが、個人的には、蒲田で気軽にクラフトビールが飲める数少ない飲み屋『BAR FUKURO』が最近の推しです。


【蒲田駅西口の特徴】
一方、西口は、蒲田のランドマーク商店街(?)であるサンライズ商店街があり、その商店街と東急池上線・多摩川線の高架との間がメインの飲み屋街があります。特に、高架下には『バーボンロード』という吞兵衛酔狂の通りがあり、そこには個性的なお店が立ち並んでいます。私は、このバーボンロードのとあるバーで飲み始めたのがきっかけで、蒲田のアリジゴクにはまりました。一度はまると抜け出せない。だが、そこが魅力。

サンライズ商店街

また、バーボンロードとサンライズ商店街の間にも細い道があり、そこもまた個性的な飲み屋があります。現在の私のサードプレイス的飲み屋である『もつ焼き とんた』は、その通りにあります。もつ焼きのかしらがとても大きくて美味しく、食べ応えがあります。

とんた

【その他エリア】
ちょっと駅から歩いても(といっても7-8分程度)、魅力的な個人店はまだまだたくさんありますが、そこも触れると長くなってしまうので、今回は割愛します。

【オープンな街「蒲田」】
私は自分が気に入ったお店をいくつか持っていますが、常連さんが多いです。しかし、常連さんといいながらも、常連さん同士だけでつるむわけでもなく、新参者も優しく迎え入れてくれます。とてもオープンです。

私も、蒲田に住み始めた当初は新参者だったわけですが、蒲田で一人でも飲むようになり、お店に勇気をもって飛び込めば、常連さんは「このお店初めて?」的な感じで気さくに声をかけてくれました。

一時期はちょっと行きすぎちゃうかってくらい蒲田のお店で飲みましたが、そのおかげで色んなつながりができてフットサルやサッカーに誘ってもらったり、毎年スノボに行く仲間ができたり、飲み仲間で草野球チームを立ち上げたりと人とのつながりが蒲田で広がっていきました。お酒を介してゆるーくつながったコミュニティができ、今はそれが理由で蒲田に居心地の良さを感じているのだと思います。

個人的には、蒲田は何でも受け入れてくれるおおらかさがある気がしています。だからこそ、そこに住む人(サンプルは主に酒場に来る人ですが)は、オープンな感じなのかもしれません。

そんなオープンさが蒲田の一番の魅力だと思っています。I LOVE KAMATA。

★蒲田の魅力②★
住んでみると意外と色々便利

まず初めに、「何をもって便利というのか?」という定義問題はありますが、ここではまあ生活したり働いたりするのに便利というくらいの意味でいきたいと思います。

①交通の便が意外といい
まず電車。蒲田を走る路線は3つあります。JR京浜東北線、東急池上線・多摩川線、京急線です。

今はコロナ禍で通勤自体少なくなりましたが、コロナ以前は東京での朝の通勤はハードワークでした。私は、通勤でJR蒲田駅を使用するのですが、JR蒲田駅の近くに車両基地がある関係でJR蒲田駅始発の電車があり、朝7-9時の時間帯は約10-15分に1本は始発電車が出ます。始発に乗れば、座席に座れたり、立ちでもギュウギュウにならない場所に乗れたりとストレス低減ができました。

遠距離移動をする場合、電車で10分ほどで品川駅(JR利用)や羽田空港(京急利用)へすぐアクセスできるので、結構便利です。敢えて弊害を述べるとすると、近い故に「すぐ行けるから大丈夫」と高を括った結果、乗りたい電車や飛行機の時間に超ギリギリになってしまうことぐらいでしょうか。

羽田空港

②基本的な買い物には困らない
蒲田には、スーパーや商店街が多くあります。そのため、食材、お酒、生活用品など生活をする上での基本的な買い物には何ら困りません。物価自体もかなり安めです。特に、商店街の八百屋さんやお魚屋さんなどは、「儲ける気あるんかいな?」というくらいのリーズナブルな価格で質のよいものを提供しています。

また、JR蒲田駅直結の駅ビル「グランデュオ蒲田」の地下にも食品売り場があり、総菜系が充実しています。夜の19時あたりを過ぎると、売れ残っている総菜が大体半額で投げ売りされ始めます。一人暮らしのときはだいぶお世話になりました。

③銭湯がめっちゃ多い。黒湯
おそらく、蒲田駅を中心に半径1.5kmくらいの範囲に、4-5軒の銭湯はあると思います。そして、どの銭湯も大体は黒湯があります。黒湯はアルカリ性の泉質で、古い角質を溶かすからすべすべになるそうです。

ちなみに、蒲田駅から徒歩10分くらいはかかりますが、私が以前住んでいた家の近くに「蒲田温泉」という銭湯があり、そこは少なくとも週一で入っていました。お酒も好きですが、銭湯も好きなんです。

蒲田温泉

④病院も充実
JR蒲田駅からは徒歩15-20分くらいかかりますが、東邦大学医療センター大森病院という大きな大学病院があります。また、牧野総合病院という大きな病院も今年(確か)蒲田に移転してきます。個人系の病院も多く、医療を受ける上では困らない環境です。

★蒲田の魅力③★
喧噪と静寂のまにまに

蒲田の魅力①でも触れたように、蒲田は飲み屋街で騒がしいイメージがあります。実際騒がしいです。しかし、それは駅近辺あたりだけの話で、駅から5分くらい歩いて少し離れると住宅エリアに入り、途端に静かになります。ので、個人的には家では静かに暮らせるのでとても気に入っています。

また、蒲田からでは自転車で行かないと厳しいですが、多摩川が流れていて、春先などは土手が気持ちいいです。私はよくランニングで走ります。

多摩川

最後に

蒲田の魅力①~③と3つ挙げましたが、最後の「蒲田の魅力③」はボリューム少なすぎですね。取ってつけた感満載です。実際、何となく、3つにまとめられるといいなぁと思って無理やり3つにしました。

結局、要はでいえば「生活もしやすいし、いい酒場も多いし、酒が好きなら蒲田はおすすめですよ」ってことですね。

最後の最後に、ここまで述べたことはあくまでも個人的な見解ですので、そこは悪しからずで宜しくお願いします!

インプットしたものを何かでアウトプットしたいと思い登録。いずれブルワリーを自分で立ち上げ、それを中心にビアバーやゲストハウスなどシナジーがありそうなことを始めることを妄想中。ビールを囲んだコミュニケーションでみんなを笑顔にしていきたい。