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全くデジタル人材ではない人が、デジタル社会でビジネスをやる方法~DXとはそもそもなんだ~

今は、新聞でもテレビでもネットでも、どこを見ても「デジタル社会が~」「DXが進み~」「IoTの社会が~」なんて言葉が乱立していませんか?言いたいことは分かるけど、身の回りの生活・サービス・製品は変わってきても、自分の仕事とはなんとなく遠い世界のお話・自分には直接かかわりのないこと。なーんて思っていたりしませんか?と、同時に、「このまま見て見ぬふりしていてよいのだろうか?」「ちょっとくらい何かを勉強した方がよいのではないか?」という漠然として不安を抱えていたりしませんか?

あなた…正解です。

デジタル技術・DXは、確実にあなたの仕事・ビジネスに「浸食」しています。避けては通りません。関係ないではすみません。関係ないと思っていたら、〇〇テックに仕事を奪われる日が来るかもしれない。そう思っていた方がいいくらいです。実際、「デジタル社会になったら、無くなってしまう仕事」という記事はよく見ますし、銀行の支店はどんどん減っているのに反比例してネットバンキングの利用料はどんどん増えている。現金でのお買い物は減り、キャッシュレス決済が普通になりつつある中で、あなたの仕事だけが変わらない、と考える方が不自然でしょう。

そこで今回は、「デジタル・DXとか良く分からない方」に向けて、
・DXって要はどういうことなのか?
・DXはなんで今流行っているのか
・技術者は知らなくても、DXの世界で生きていける理由はなにか
を説明してまいります。
なにせ、私自身もめちゃくちゃ詳しい訳ではありませんから、とにかく色々調べました。だからこそ、素人の方でも分かるような書き方でまとめていけると思います。ネットの情報も色々見まくりましたが、書籍で参考にしたのはこちらです。

イロハのイが詰まっているので、ぜひおすすめです。このブログで興味を持たれたら、ぜひお読みいただきたいと思います。
まずこのブログでは、読み終わった後に、「DXは身近な話である」と親近感を持っていただければ幸いです。

DXって要はどういうことなのか?デジタルだけだと実は片手落ち?

DX(Digital Transformation)は元々、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授と言う方が提唱された概念です。その内容は「進化し続けるIT・テクノロジーが人々の生活を豊かにしていく。この進化のことをDXとする。」というものでした。実はめちゃくちゃ新しいものではないんですね。

ただ、言い方が結構あいまいで捉え方も様々になってしまうので、近年になって、日本では経済産業省が、以下のように定義を公表しました。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズをもとに、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」2018年の経済産業省HPより

https://www.meti.go.jp/index.html

これは逆に書き方が少し細かいので、改めてざっくりまとめると、こんな感じです。

変化する社会のニーズを読んだ上で、
◆デジタル技術を活用すること
◆それによって、社会の何かを変革すること

ここで言いたいのは、デジタル技術を活用するだけではDXではないよ。ということです。社会を変えること含めてはじめてDXなのです。

上で紹介した「DXの第一人者が教える DX超入門」さんが紹介している例の中では、ここ2年ほどで完全に定着した「テレワークの導入」を挙げています。コロナによって働き方が変わり、テレワークもすっかり普通になりましたよね。それは明らかに、Zoomやteamsなどによるデジタル技術によるものであることは明らかです。
ただは単なる技術の普及にすぎません。テレワークの浸透によって社会がどう変わったかが大事なのです。例えば、コアタイムの移動時間が格段に減り、コミュニケーション・デスクワークに避ける時間が増えました。今までは中々会えなかった人と、気軽に会話できる機会が増えました。移動時間がないため家族と過ごす時間が増えワークライフバランスが向上しました。異動の機会が減り販管費削減につながり、他の生産性ある投資に振れるお金が増えました。これらの活動によって企業・ビジネスの生産性が向上していくことをDXと呼ぶのです。そう、技術+変化=DXなのですね。

次は、なんで盛んにDXDX言われているのか、ざっくり解説していきます。


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