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『Winny』を見に行ってきた話

Winnyを見に行ってきた。
映画のことは、正直詳しいタイプではないのだが、
単純に、ストーリーが面白かった。

この作品は、
2000年代前半に話題となったファイル交換ソフト「Winny」。
その開発者の金子勇氏を主人公とする物語だ。

この事件が報道されていた当時は、
Winnyって、新種のコンピューターウィルスか何かだと思っていた。

ワイドショーで、饒舌に語る専門家の話を鵜吞みにして、
垂れ流される情報を、受動的に自分の中へ取り込む。

自分で善悪を考えようとしないので、脳は思考停止して、
ただただ、周りの意見を受け入れるようになる。
集団化した無知な正義は、恐ろしい。


この映画を見て、
日本社会は”変化”を嫌う社会だなと、改めて感じた。

―—出る杭は打たれる。

日本の悪しき風習だ。
自分の領域を守るため、
いくら素晴らしいものだとしても、排除する。

変わらないことは、”楽”だから、
現状維持して、満足満足。

私の周りの小さなコミュニティでさえ、
日々、このような状況が爆誕している。

変わることは、確かに勇気がいる。恐怖も伴う。
私だって、そうだ。変わることは怖い、知ってる。
でも、だからと言って、
それを正当化してしまったら、
私たちは、ずっと”このまま”だ。

本当に、それでいいんだろうか。



今も、インターネットを巡る問題はたくさんあります。私は、これらの問題の解決のために、微力ながら最大の努力をしていきたいと思います。

金子勇

これは、最高裁の判決後に、
金子さんが会見で述べた言葉だ。

―—微力ながら最大限の努力をしていきたい

この言葉に、金子さんの人柄がにじみ出ているように思う。



挑戦する人が、潰されない社会になりますように。
そのために自分は何をするべきなのか、
能動的に考え、行動する。

小さいことだと思うことでも、
その一歩が、意外と大きかったりする。

私も、
微力ながら最大限の努力をしていきたい、と思う。


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