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小さな幸せを積み重ねて、

もうすぐ、休職に入り2か月が経つ。

相変わらず、夜は眠れないけれど、
「今日は、天気がいいな」とか、
「このお菓子、おいしいな」とか、
思える日が、少しずつ増えてきた。

当たり前なことを、当たり前に行うということが、
こんなに難しく、でもこんなに嬉しいなんて、
すっかり忘れていた。

きっと、多くのことを見逃していたんだろうな。

太宰治『弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。』
/太宰治

ずっと、幸せが怖かった。
良いことがあったあとは、きっと悪いことが起こる、
目の前の”幸せ”に素直に喜べず、次に来るであろう”不幸”に怯えた。


弱虫だった、

幸せは、怖い。
あたたかい言葉や、優しい心づかいも、
その裏にある”想い”を勝手に勘繰って、
「本当は〇〇なんじゃないか?」と、不安になる。

自分を守るために、
強くならなくてはいけない、気を抜いてはいけない。
だって、私は弱いから。

そう思ってた。
でも、違った。

”不安”は、次の”不安”生み出し、
それに支配された心は、脆くて傷つきやすい。

私を、「弱虫」にしていたのは、
誰でもなく、私自身だった。





―横断報道が、ちょうど青になった、
―スーパーで、好きな果物が特売になってた、
―自分の書いたnoteに「スキ」をしてもらった、



小さな幸せを、積み重ねていく。
からっぽだった心が、少しずつ満ちていく気がする。

幸せは、怖くないよ。
進もう、



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