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「南十字星共和国」 ワレリー・ブリューソフ

6か月前

白水Uブックス、ワレリイ・ブリューソフ/草鹿外吉=訳『南十字星共和国』の話。短編集の1編が表題に使われているが、南極大陸に建設された新国家を舞台とする同作はむしろ特殊で、全体的に怪奇的・幻想的な物語が多い。扇情性と猟奇性を直に描写する表現法。時代を見越したような発想力。お見事。