女なんかに生まれたくなかった､ って強く思っている｡ 同じ思考の裏返しで 男なんて存在しなければいいのに､ とも｡ 男尊女卑､女性差別の歴史は根深くて わたしごときにはどうにもならない フェミニズムには賛同できない 法制や教育で世の中が変わると思えない 早くこの世を去りたい

女は月の生き物 生まれてくるまえの赤ちゃんのポーズ まんまるにうずくまるようなあの姿態 女の子なら生涯できるんだ むしろ脚が伸びたぶんだけ 写真とか撮ると綺麗に見える オトコにはそんなの不可能だから 内向きに収縮して丸くなるなんて 女､子どもだけの まんまるに輝く満月の世界

まずありえない話だけど｡こんな好き勝手書き散らしておいて､誰かに自宅住所突き止められて押しかけられたらどうしよう｡そんな自意識過剰な妄想に駆られているとき､いちばん気になったのは容姿の醜さだったのだじつは｡ いまや自分の風貌には自信が出てきて､そしたらそんな妄想出てこなくなった｡

たとえば夢のなかでも､アストラルトラベルしていても｡前世探索も恒星探索も｡あなたはヒトの姿のままだろう？ 人類の集合意識に所属している､とはこのことだ｡海外へ行っても和食が恋しいなら集合意識:日本(人)に依存しすぎている｡ わたしは集合意識:女､から一度くらいは抜け出してみたい｡

人は集合意識から思考を拾う｡集合意識は複数の層でできていて誰しも複数同時に所属している｡ 女に生まれると集合意識:女､の底の無い悲しみや自己憐憫ももれなくついてくる｡女に生まれるとは底の無い沼に沈められるようなものだ｡ 集合意識:男､にアクセスしようと幾度も試みたが不可能だった｡