むかし社宅に住んでいて、そこは隣に大家さんが住んでいる借地だった。同じ苗字だらけの一族代々の土地で江戸時代には豊かな農村だったろうと伺い知れる。大家さん家の庭先には二宮金次郎の像が転がっていて、聞くとかつて小学校にあったものだと言う。きっと忍びなくて大家さんが引き取ったのだろう。