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【二宮金次郎像】

以前はどこの学校にもあった二宮金次郎の銅像を撤去する学校が増えているそうです。

「ながら行為を助長する」「歩きスマホを肯定する」といった声が多いことが理由だそうです。

苦肉の策として、背負った薪を下ろし、腰を掛けて本を読む金次郎像に代えた学校もあるとか。

確かに現代社会では歩きながら本を読むことは危険です。それはそれで子供たちに教えなければならない。と同時に大人たちが先ず「歩きスマホ」をやめるべきですね。

同時に「勤勉」という金次郎の精神、また、何不自由なく勉強をすることができることの幸せを教えることはとても大切なことだと思います。

寸暇を惜しんで勉強したという勤勉さを表すこの像の本質を捉えることのできない世間、そして、それをそのまま受け入れてしまう学校(文部科学省?)。

こういう人たちの頭の中には石が詰まっているのでしょうね。中身が石だから毬のように弾むことができない。柔軟な考えができない。

同じく「勤勉」の精神を言い表した「蛍雪」。

「蛍の光 窓の雪」(『蛍の光』)

「蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき)」(『仰げば尊し』)

蛍の光を集めて明かりとして勉学に励んだ。

わざわざ寒い窓辺に机を置き、雪に反射する月明かりで勉強をした。

頭の中に石が詰まっている人たちは「そんなことをしたら目が悪くなる」とでも言うのでしょうか。