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日本史界隈で最近言われる「聖徳太子はいなかった」説は、スパルタのリュクルゴスが実在しなかったのではないか、という説と同じ論旨。聖徳太子伝説をつなげてくと、あなた100歳超えてますよ〜となる笑。でも歴史家ヘロドトスも英雄伝のプルタルコスも、リュクルゴスに触れている。

貴族社会は不文法・慣習法の社会。アテネの立法者ドラコンは、慣習を明文化する事で、貴族の法独占を封じた。 https://note.com/gakujishi2020/n/nca84d8f7baf7 そしてタカラヅカも貴族社会らしく不文法の支配する世界。どこにも書かれていなくても、ファンはルールを「察する」ことができるもの。

歴史を紐解けば、中間層の衰退を放置した国家が繁栄したためしはない。「わーくに」も然り。エリート層だけ生き残れるなどと甘い考えは通用しない。

ミケーネ発掘のシュリーマン、実は幕末の日本に来ています(1865年)。「日本の犬はおとなしい」と彼の初めての著書『シュリーマン旅行記: 清国・日本」で記しています。ちなみに彼は15か国の外国語を自由に操れたと言われますが、実は気になる女性の前で話を盛ったとも。

【三位一体・世界史】 古代ギリシア史(1):エーゲ文明に魅せられた3人

エヴァンズ、シュリーマンと書いてきたので、ヴェントリスについても。34歳で自動車事故で早逝という点、先に挙げたBill Evansのつながりでいうと、Bill Evans トリオのベーシスト、スコット・ラファロもまた自動車事故で早逝(25歳)。生き急ぎ過ぎた天才たちの話。

【三位一体・世界史】 古代ギリシア史(2):ポリスの基礎を形成した3人

英語ネタばかりでも飽きるので、これから時々、歴史ネタを入れていくつもりです。まずは世界史。3人の人物を各テーマごとに取り上げます。題して【三位一体・世界史】。古代ギリシアから順次アップしますので、世界史の復習に読んでみてください!

トロヤ、ミケーネを発掘したシュリーマンが実業家として成功してから発掘事業に専念したアマチュア考古学者であるのに対し、エヴァンズはオックスフォード出のプロの考古学者。アマチュア学者の金星に、プロ学者が奮起するとこが面白い🐨

ソロンは、アテネの貴族と平民の政治的対立を「調停」したと教科書は書くが、実際には平民の地位向上=中間層を厚くすることに尽力した。アテネ民主制のためというより、市民=戦士を先細りさせない方策を模索したのではないか。本文こちら→ https://note.com/gakujishi2020/n/nca84d8f7baf7

ちなみに、考古学者のアーサーの方のEvansは「エヴァンズ」。私が好きなジャズ・ピアニストのBill Evansは「エヴァンス」。日本人の「中田さん」に「ナカタ」と「ナカダ」がいるようなもんか⁈