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辛くなった時は… #100文字エッセイ

4日前

百年が過ぎ、全て消えても

3年前

テレビが付いていた。布団を被り寝ていた私の耳に聴こえてきたのは、スピッツのチェリー。愛してるの響きだけで私は強くなれただろうか。強さなんて、あの人の足元においてきてしまった。もう取りには戻れないのに。

3年前

先生と呼んでいた野良猫がいた。何故か毎日うちに来て、数えてみたら8年の時を一緒に過ごした。引っ越す時「先生、じゃあね」と言ってもムッスリ。でもいつもと違う何かを感じたのか、じっとその目は私を見ていた。

3年前

中学卒業の日。皆泣いていた。先生も堪えきれずに男泣き。でも、私は泣くのが嫌だった。だから無理して笑っていたら、好きだった男の子に睨まれちゃった。やっぱり卒業式で泣かないと、冷たい人って思われるんだね。

3年前

松葉杖で電車通学をしていたら、男性が席を譲ってくれた。翌日も翌々日も皆、席を譲ってくれる。仕事に行く人に申し訳なくて、隠れるように立っていたら、肩をたたかれ「こちらへどうぞ」皆、優しい人ばかりだった。

3年前

白いコートを試着したけど、買うのを諦め、恋人と店を出た。翌週、日帰り旅行で天下茶屋へ。太宰治が見た景色を眺める。「寒くない?」と恋人に聞かれ、うん、と答えると、車から出てきたのはあの白いコートだった。

3年前

大地に根付く香木は、純真な小花をつけて中央を薄紅に染めた。細道を秘めやかに甘く匂わせる。沈丁花、沈丁花、その花のゆかしさに、沈丁花、沈丁花、心は懐かしい歌を求める。その調べは今も私の春を酔わせている。

3年前

ニャークスのヤマダさんの記事に100文字ノスタルジアという投稿があります。私も書いてみたいとコメントしたら、大歓迎!と言って頂けたので3月中は#100文字の世界をつぶやきたいと思います。 ニャークスさんの100文字ノスタルジア https://note.com/nyarks/m/m304a930a48e4

3年前

きっと私だけの新学年あるある

3年前

100文字ノスタルジア / 鳩

100文字ノスタルジア / 自転車

100文字ノスタルジア / 赤

100文字ノスタルジア / アブラ

100文字ノスタルジア / 涙味

100文字ノスタルジア / 焼き芋

小さかった兄の一番古い記憶 (100文字ノスタルジア)

100文字ノスタルジア / 予言

100文字ノスタルジア / 名前

100文字ノスタルジア / 車