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140文字の姥捨て

してみると歴史も長い長い未完の物語というわけですな 我々はそれを最後まで拝むことができない宿命と? さあて詩人なればその限りではありますまい、彼らは見えない翼で未来を自由に観て来れますからな ふうむ詩人の特権とは左様なもので 如何にも詩群の墓標参りもまた斯くの如し ほう

『普通』 普通じゃない生活をして 普通じゃないものを描くのか 普通の生活をして 普通じゃないものを描くのか 普通の生活をして 普通に普通を描くのか 普通じゃない生活をして 普通に普通を描くのか 普通に普通のことなど忘れて ただ描いてる 誰かの普通なんていらない 私の普通がいい

『呪い』

ただ通り過ぎる雨になって 君を濡らせたら その胸の痛みも さりげなく 洗い流せるだろうか 悲しいことも 苦しいことも 全部かすめて 打ち溶けて 洗い流せるだろうか 誰が為の涙か知らず 何の為の涙かも知らず ただそっと包むように 覆うように ざんざと降り続く雨に なれるだろうか

『月光旅団』 確かにこの星は 右も左も悲惨な地獄に満ちているがね いや、だからこそというべきかな だって君 ただ生きるなら猿でもできるじゃないか 人間にはロマンが必要だよ あまねく銀河を月の船で旅するような 星雲の海を 月光クジラに乗って渡っていくような そんなロマンが…

『もちねこの…』 もちねこ。モチのネコ。 白くてモチモチして。引っ張っちゃう。 ぬあーって。 わ。こY。なんかこYよ。 でもやめられない。ぬあーって。 あ、うんち!? するんだ、うんち。てかナニコレ綺麗。 ピンクのジェリービーンズみたい。 うんちものびるのかな。 ぬあーって…

『140文字の姥捨て』

『嘘』

「うたがきしみの宇宙」から

『箱』

『繋がってる』

泣くたびに美しくなっていく君 いつか海から迎えが来てしまうのか 涙で磨かれてきた身と心は どこまでも淡く透き通っている この世のすべての悲しみを ひとり抱えて消えていくみたいに 毎日頬を濡らしてきたのに 自分のために泣いたことは一度もない 涙姫 彼女が微笑むのは最後の瞬間だけ

『やっと、生きてる』

『いのちの味方』

『肉食ですまない。』