『箱』
箱 箱 箱
僕は箱を作る
なんのために?
作らないより
作った方がマシだから
箱 箱 箱
均一に
無機質に
僕を埋め尽くす箱の群れ
北も南も
東も西も
うず高く積まれた箱で
もう何も見えない
そっか…
僕は最初から
大きな箱の中にいたんだね
そしてきっと
僕の世界はこの箱で完結する
僕という空っぽの箱で
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。