泣くたびに美しくなっていく君
いつか海から迎えが来てしまうのか
涙で磨かれてきた身と心は
どこまでも淡く透き通っている
この世のすべての悲しみを
ひとり抱えて消えていくみたいに

毎日頬を濡らしてきたのに
自分のために泣いたことは一度もない

涙姫
彼女が微笑むのは最後の瞬間だけ
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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。