防具屋

思考整理note4

思考整理note4

今まで、ほんとに、何も考えたりしないで、生きてきた結果、人生の底と思われる苦しさ、を味わうことになった。病気にもなったし、色々失った。いつの間にか、言いようのない苦しく、辛い日々になっていっていた。今も苦しさや辛さがないわけではない。 でも最近は、楽しさが勝ってきた。こんな日が来るなんて、と思う日もしばしばある。感謝。 でもなんで自己嫌悪してしまうのか、居たくないところから逃げるのは悪いことなのか。逃げるのは、いけないことなのか。逃げてばかりいてはいけないことは分かる。自

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ひとふで小説|9-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[IX]

ひとふで小説|9-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[IX]

前章:[I]〜[収録マガジン] IX「ヴァンダレ様、いかがなご様子ですか?落ち着いて眠れそうですか?それとも、何か食べられますか?」  雪棉糸を平織りした大きな浴紗で体を拭いながらターレデが尋ねると、寝間着に袖を通しながらヴァンダレは答えた。少し迷ったようだったが、正直に。 「…穏やかでない一日を送ってしまったせいか、きつい眠気が訪れたとき無理に逃がしてしまったせいか、体がなかなか眠たがらないのです。私は、もうしばらく起きていても良いですか?ターレデ様がもうおやすみになるよ

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ひとふで小説|1-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[I]

ひとふで小説|1-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[I]

I 大巌猫と山耳犬を従えて育った女児が、明らかに「剣を」と決めたのは、相棒を人魔に斃された夕刻。己の剣で初めて触れたのは幾度も幾度も撫でた可愛い可愛い相棒の毛で、初めて斬ったものは可愛い可愛い相棒の皮と肉だった。人魔や魔物の牙や爪は生命を狂わせるはたらきをもっていた。傷口から湧いた魔虫は遺体を蝕み、死者に二度目の命を与える。こんどは、魔族としての。  だから、愛する者を魔物に襲われて亡くした人々は汗と涙にまみれながら亡骸を解体して、早急に焼き払う必要があった。悼む間も無く。

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