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(朗読音源付き) 言葉以外の何かで…

老子曰く、粘土をこねて器を作る。 その器の空虚のところにこそ、器としての働きがあるという。 これと同様に、僕ら人間の関係は、目に見える関係そのものではなく、その外に本質があるのではないか。 だからこそ、意識の下では僕らの世界はいくら頑張っても狭いと感じるままなのではないか。

4年前

人間は、たとえ過去に出会ったものに対しても、常に新たな名前を付けるようにして、言葉を紡ぐべきなのだ。 それはあの『はてしない物語』のバスチアンが幼心の君に新たな名を付けたように。 それで初めて僕らは世界をありのままの姿で見る。 聖書の「始めに言葉ありき」も、やっと理解できるのだ。

4年前

世界の狭さについて

4年前