30年前。初めて降り立った“無人駅”――JR遠野。ヤツガレと共に、京都から共に旅した切符も回収されずの改札口。“…ええのん?”罪悪感も仄か。小説『総門谷』の、今で云う聖地巡礼だった。さて昨日。1枚のスナップに再会。色褪せつつも一眼レフ。真ん中に遠野駅。色褪せぬ脳内記憶、甦る肌感。