また一年。 いつしか干支も一周。
「オリーブの木は 何本もの小さな幹が絡まって ひとつの大きな木になる」 昔そう聴いた 確かに そのようにも見えるが 真偽は定かではなく 調べても どこからも この説は出てこない 「小さな幹がひとつになる」物語を 夢でもいい 信じたいな みんなの力で 仲良くなれますように
柳田邦男氏がノンフィクション作品を冷静な眼で表しながら、一方喪失の悲しみは生々しく率直な感情を記している。悲嘆に暮れた日々が多少形を変えても、癒えることはないのだろう。そんなことも思いをほんの少し想像しまた重たい感情に纏わり付かれる。