人気の記事一覧

研究ノート 原子力規制委員会「敦賀2申請書に関する審査書」(案)のパブコメの結果は、判断不能のグレー判定が大部分を占めると思いますが、今後、原電は、同委員会との打ち合わせで、破砕帯が活断層でないことの証明レベルと判断基準を確認し、その条件がクリアーできれば、良いことの約束をしておくことで、審査の最初の打ち合わせで、同委員会の判断基準の確認を怠ったことが、問題をややこしくしており、今後、両者とも、首をかけたチキンレース

原子力規制委員会の安全審査期間は、大部分の原発が、計6年間で、南海トラフ地震に直面している浜岡原発の審査は、特に、慎重になされ、9年目に入っており、うまく進展しても計10年、泊原発は、10年目に入り、さらに、2-3年を要し、計12-13年、いくらタイムシェアリングでも、異常。

原子力規制委員会は、事務方に、敦賀2号機審査不適合報告書案の作成を指示しましたが、報告書が同委員会で承認されれば、公開され、パブリックコメント求める手順になり、考え方の異なる多くの地質学や断層などの研究者が、コメントすることが期待でき、意見が割れるか、ノーが多ければ、同委員会不信任、全員更迭のリスクあり、・・・

新規制基準に基ずく原子力規制委員会の適合安全審査の期間は、普通6年間(いくつかの原発の審査とタイムシェアリング、110正式会合と330予備会合)、敦賀2の審査申請は、2015年になされ、地質審査のみで、9年目に入り、仮に地質審査がクリアーできても、さらに、プラント審査で6年間。

原子力規制委員会は、敦賀2に対し、原子炉建屋直下の破砕帯が活断層か否か、調査・検討してきましたが、最近、「活断層の疑いが否定できない」と、要は、「分からないから、判断できない」と言っているので、「事業者が、そうでないと言うなら、明確な証拠を示せ」と、最悪、不合格、再申請再審査か。

(続き)有識者会合は、敦賀2に対し、破砕帯は活断層とする報告書をまとめたものの、同委員会は、原電の主張を退けられなかったため、報告書結論を隠し、真逆の結論に(note本欄議事録分析記事参照)、そして、またも、その手を志賀原発でも、議事録が公開されているため、誰でも確認できます。

(続き)原電の敦賀2は、申請から6年経過しても、いまだに、地質の検討が終了した段階であり、これから本格的な地震や津波やプラント安全の審査に入ることになっており、最初の6年間は、原子力規制委員会有識者会合による破砕帯=活断層的方針に拠る意図的妨害行為でした。審査合格は6年間が目途。