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(続き)ドイツの再エネの発電量の割合は、40%にも達しますが、制御技術が未熟であるため、さらに、大電力貯蔵技術システムがないまま、拡大した結果、停電を引き起こすことになり、電力供給が不安定となっています。最初から分かっていた欠陥を楽観的に考えすぎた結果です。日本は同じ轍を踏むな。

再エネの大量利用は、最初から弊害は分かっていたのであり、良い面ばかりではなく、電力の安定供給という視点から見れば、気象条件に左右され、負荷追従運転、単に技術的な制御のみならず、大電力貯蔵技術システムが実現できなければ、解決できませんが、あと、10-20年かかります。危機の連続。

(続き)システムの一回当たりの変換電力ロスが約20%、少なくとも二回変換(交流発電→直流蓄電→交流送電)するため、約半分の電力ロスが生じます。ですから、再エネの大量利用を図るには、電力損失の少ない大電力貯蔵システムの実用が絶対条件となります。再エネの設備利用率は約15%と少ない。

(続き)太陽光は、直流発電、風力は交流発電、リアルタイムで送電するには、直流は交流に変換し、蓄電器に蓄電するには、直流はそのまま、交流は直流に、そして、必要な時に送電するには、直流を交流に変換し、送電線で送電しなければなりません。

負荷追従運転は、水力や火力や原子力のように、天気や気象条件に依存しない発電方式ならば、比較的実施しやすいものの、再生エネ、具体的には、太陽光や風力のように、気象条件に、全面的に依存する発電方式では、負荷追従運転が不可能に近く、克服するには、電力貯蔵システムの実現しかありません。