横断歩道で信号が変わるのを待っていたら、突然ドレッドの若い黒人男性がぶつかって来て、思い切り私の足を踏んで立ち去った。振り返った彼は、薄笑いを浮かべていた。この街でのアジア人ヘイトの加害者は、残念ながらほとんどが黒人の人たちだ。やられたらやり返すという戦争はまだ終わってはいない。

先日NYの街中で起こったアジア人女性への暴行はものすごく衝撃的だった。でも、今日マーケットに行ったら、私に優しく話しかけて来た人もいて、偏見で苦しむアジア人を温かい目で見ている人たちも確実にいるのだと感じた。だから今は敢えて差別には応じない人たちの存在がある事に目を向けていたい。