伝説力士

「国技館ロイヤルランブル」(10) 第十話「国盗り」

「国技館ロイヤルランブル」(10) 第十話「国盗り」

|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|13| (前回の取組) 土俵下、時限ゼミの元へ近づく影があった。相撲協会の職員キャップとジャンパーを着こんだ巨漢。団体職員……ではない。この顔はテッポウ禁止の通路でハーキュリーズ・ヘラクレスと立ち会っていたあの男ではないか。 「よく頑張ったな」 「坊チャン……」 「もうひと頑張りしてもらうぞ」 「オレ、モット相撲トリタイ……」 「ああ取らせてやるよ」 巨漢は時限ゼミのまわしに再び黄色と黒のさがり

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「国技館ロイヤルランブル」(9)
「かわいがり」

「国技館ロイヤルランブル」(9) 「かわいがり」

01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|13| (前回の取組) 土俵下で大銀河の強烈な上手投げを受け失神していた時限ゼミの意識が復帰した。土俵を見上げると、そこには二つの相撲竜巻が発生していた。 横綱若銀河は大銀河と睨み合い、それだけで強烈なオーラが発散されている。 横綱万寺は肉達磨の強烈な打撃を避け続けている。それらから距離をとり漁夫の利を狙うのは八極弾だ。 肉達磨の強烈な蹴たぐり!万寺は片足を上げて受けるが鉄の棒で殴られたような痺

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「国技館ロイヤルランブル」(8)
「伝説力士」

「国技館ロイヤルランブル」(8) 「伝説力士」

01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|13| (前回の取り組み) 「巨人!?」 観客も力士も視聴者も我々も、そう錯覚したのは無理はない。 昭和の英雄大銀河は前代未聞の128連勝を果たした文字通りの大横綱であった。日本人であればこの巨人の取組を知らないものはいない、その現役時代の姿が巨大な幻影となって襲い掛かったのだ。巨大なを受けて後ずさる力士たち。一方で、動じないのは外国人横綱万寺とバイオ生命体の時限ゼミだ。 「SHHHHH!!!!」

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「国技館ロイヤルランブル」

「国技館ロイヤルランブル」

《NHK中継終了の18時までに土俵上の総重量が400kgを下回ったら国技館を爆破する》という脅迫電話を間に受けた日本相撲協会が急遽ロイヤルランブル制を導入。常時三名以上がぶつかる熱戦に観客は総立ちとなった! 取り組みが決着し力士が一人になれば爆破。されどテレビ中継を止めても爆破。苦肉の策だがこれが大いに受けた。 入れ替わり立ち替わり力士たちが土俵に乱入していく。番付差や同部屋対決の禁止もなんのその、次々と繰り広げられる夢の対決に枡席は興奮のるつぼと化した。 常時「

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