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「一人に仕事を集める」 そんなことをすればリスクが急上昇するだけ。 仕事の割り振りは「できるから」という理由で行うものではない。 "役割"・"責任"・"裁量" をバランスよく割り振れる覚悟があって 初めて行えるもの。 この大前提を欠いた状態では 過負荷しか与えられない。

持っていた役割や責任、権限を引き継ぐ場合 大事になってくるのは 「適正なバランスで与えられているか?」 という点。 役割・責任だけ与えて権限は別の人に… なんてことをすれば絶対に機能しなくなる。 バランスよく引き継げないなら 引き継いではいけない。 別の方法を考えよう。

平社員がある業務の責任者になることで 業務が回るなら職制は必要ない。 職制制度には その職制(役割)に見合った「義務」 義務を遂行するための「権限」 権限に応じた義務を果たす「責任」 がバランスよく配されなければ 組織はまともに回らない。 三面等価でなければ成立しない。

優秀な管理者が持つ基本原則

責任は「役割」を得るとともに その役責に見合った必要量を負うもの。 責任を負った人間は何があっても 責任を取る事態を作ってはならない。 取らなければならない状況とは 最後まで負えなかったことを意味する。 『無責任を貫いた成れの果て』 負えないならその役割は分不相応。

役割(責務)というものは「目的」があるから作られる。 だから役割を担ったら、目的を果たす責任を負う。 その責任を必要十分に行使するために権限が与えられる。 「役割」と「責任」と「権限」の関係はそうやって成り立ってる。 ゆえに『目的を果たす』以外の理由で権限を行使してはいけない。