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たまたま読んだ本11:「天路の旅人」月の砂漠を夢見た少年は、密偵を志願、ラマ僧に扮し、ゴビ砂漠を歩き、中国奥地からチベットへ。ヒマラヤマ山脈を越え、インドへと未知の国へ、至誠を武器に緊張と知る喜びの旅は続く

日本の密偵として戦時下の満州を発ち 内蒙古、中国奥深く 敗戦後はラマ僧の巡礼者になりチベット、インド 鎖国のネパールを歩きに歩き 何度も窮地を脱し托鉢で命をつなぎ 8回ヒラヤマ越えした若き西川一三 8年間の潜行録は 『深夜特急』をしのぎ 570Pの大書も一気読みの 迫力があった