モモコ

2月21日 毎日が記念日

おはようございます!

雲の向こうは、いつも青空。
#ルイーザ・メイ・オルコット

2月21日

今日は、『日刊新聞創刊の日』

1872年のこの日、現存する中では日本初の日刊新聞『東京日日新聞』が創刊した

本日のお誕生日

前田吟さん、井上順さん、伊藤つかささん、酒井美紀さん、要潤さん、香里奈さんなどなど

もんち的には、ハイヒールのモモコさんのお誕生日

本日お誕生日の方々、おめでとうござ

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ありがとうございます 次回もお願いします
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小説「モモコ」【最終話:42話】第8章〜エピローグ〜

ルンバは雉谷病院の自動ドアをくぐった。受付のほうに向かいながら「雉谷さん」と奥の部屋に呼びかける。

「あら、お客さんが来た?」奥から白衣姿の雉谷が出てきた。「そうじゃないんですけど」そう言ってルンバは持ってきた1枚のチラシを雉谷に見せた。

「宗教勧誘のポスターなんですけど、この『碧玉会』って、以前話してくれたカルト宗教と同じ名前ですよね?街頭で配ってたのを見て気になっちゃって」

「ええ」と雉

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ちょうどあなたのスキがほしかったところなんです!
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小説「モモコ」【41話】第8章:6日目〜少し遅い朝〜

「あ、目を覚ましたのね」少女の声が聞こえた。

 僕は意識を取り戻し、ベッドに横たわっている自分の状況を少しずつ理解しようと試みた。ぼやけていた視界もくっきり見えるようになってきた。白い天井が見える。視線を変えると、傍らにさっきの声の主と思われる少女が座っていた。

「ここは?」と尋ねた。「雉谷病院の病室。あなたは意識を失ってたの」少女が答えた。

 僕は当時のことを思い出そうと試みた。だが、何も

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小説「モモコ」【40話】第8章:0日目〜深夜〜

吸い込まれそうな、真っ黒。雲ひとつない漆黒の夜空を見上げながら、僕は焦っていた。

 目の前で父が誰かと激しく言い争っている。相手が誰だか記憶にないが、どこか見覚えのある初老の男だ。いつも穏和な父が、深刻な表情で男を諭すように語り、男が反発して大声で怒鳴る。仲裁に入るべきなのかもしれないが、状況がわからない上に、親の喧嘩に子が割って入るのも気が引けた。

「なあ、おれがUFDにどれだけ身を捧げたと

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いいセンスだ!
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小説「モモコ」【39話】第7章:5日目〜午後1時50分〜

会場ビルのエントランスは、いまだ静かなものだった。会場内では怒号と悲鳴が飛び交い阿鼻叫喚といった有様であることは、リリカの投稿したツイートの動画を見てわかっていたのもあって、この静けさが奇妙で不自然に思えた。

「ずいぶん殴られたのね。大丈夫?」とモモコが言った。ボディガードの男に助けられ、ルンバとモモコはそのまま会場のエントランスまで逃げ出すことができた。

「ああ、少しまだ痛むけど、そんなに大

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あなたのスキはきっと間違ってない!
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小説「モモコ」【38話】第7章:5日目〜午後1時40分〜

午後1時40分

「うわー、やば。みんな完全にオコじゃん」

 壇上に向けて飛び交う非難の嵐。その様子を、リリカはけらけら笑いながらスマホで撮影し続けていた。「サファイア導師@碧玉会の創設者」という名前で作った坂田のTwitterアカウントで、撮影した動画を発信していく。もちろんアカウントはなりすましの偽アカウントだ。

 数日前に作ったアカウントだが、碧玉会員と思わしきメンバーをリストアップして

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小説「モモコ」【37話】第7章:5日目〜午後1時30分〜

午後1時30分

「やはり気味の悪い子供だ」そう言って坂田は控え室のドアを出た。少し喋りすぎてしまった。腕時計に目をやると、すでに針は13時30分を指そうとしていた。

 控え室から会場の壇上までは歩いで1分もない。この講演ももう何百回を話したかわからないくらいになっていた。毎回、坂田が手を上げながら登場し、会員たちは拍手大喝采で迎え入れる。講演の内容なんて表現を変えた話題の使い回しばかりだと言う

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そのちょっとしたスキで、僕は今日も生きていけます

小説「モモコ」【36話】第7章:5日目〜午後1時00分〜

午後1時00分

「みなさん、こんちには!」

 カグヤさんの美しい声が会場図に響き渡る。いつもと少し声色が違う気もするが、きっと疲労が溜まっているんだろう。こんにちは〜という返事の声が、会場中がちらほら聞こえてくる。今日のセミナー参加者は500名近く。ざわついていた会場中が一瞬で静まり返り、壇上の横に立つカグヤさんに注目が集まる。

「今日のセミナーにお集まりいただきありがとうございます。本日、

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スキをあげるほうがもらうほうより素敵です!

小説「モモコ」【35話】第7章:5日目〜午後1時15分〜

午後1時15分

 一区切りを喋り続けたモモコはひと呼吸ついた。UFDプラセンタの人体実験も確かに吐き気のする話だったが、今から語る真実のおぞましさは、その比ではない。

「もう一つの答え合わせ。それは、ユーテラスフルーツの生成方法に関わる話よ」

 ふたたび坂田の顔から笑みが消えた。だが、先ほどの時とは異なり、焦りと怒りが混同したように、どす黒い目でモモコを睨みつけた。

「そもそもUFDには難

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小説「モモコ」【34話】第7章:5日目〜Re.午後1時5分〜

午後1時5分

「IQ200を超えると言われる君のような天才にしては、随分とお粗末な救出計画だったようだね」

「私と碧玉会の関係性」モモコは間髪入れずに言った。

「私たちはある一点で繋がっていることに気づいたの。この仮説の真偽を確かめたいわ」

「おもしろい」坂田はソファで足を組んだまま、にやにやと笑っている。

「私も碧玉会も、UFDのモルモットでしょ?」

 その瞬間、坂田の表情から刹那に

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スキボタンって案外押すの大変ですよね
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