仏の歴史学者『フィリップ・アリエス』(1914-1984)は「日曜歴史家」とも呼ばれ、独自に研究を進めていた。彼は、中世ヨーロッパには「子ども」の概念がなかったと記した。子どもは親の所有物であり、一家の重要な働き手だった。現在で言う「子ども」は「小さな大人」とされていた。