サウンドブランディング

音の鳴る器のブランド『モノヲト』ができるまで

少し時間ができたので『モノヲト』のことを書いておこうと思いました。

『モノヲト』
佐賀県嬉野市にある肥前吉田焼の磁器メーカー「224porcelain」とサウンドデザイナー 日山豪による器と音のコラボレーションブランド。2020年11月からシリーズ第一弾の「カップ」が販売開始。
カップを傾けると「チリン」「チリリ」と心地の良い音が鳴ります。

『モノヲト』公式サイト
http://224porc

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AUTOMATIC BGM GENERATOR ~ ループしないBGM

街にある「聴くことが目的ではない音楽」

普段生活していると「聴くことが目的ではない音楽」が、少なくはないように感じていまして。主にこれらは「BGM=バックグラウンドミュージック」という括りになるんだと思いますが、商店街の表通りや店舗や待合室とかとか、何かしらの音楽を流して場を埋めている音楽。BGMには「空間演出」という機能が持たされているという解釈もありますが、果たして全てそのような機能を満たし

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サウンドデザインの可能性

あるハードウェアを製造・販売している大きな企業のインハウスデザイナーさんとお話しさせていただく機会があり、サウンドデザインについて話を進めていると「うちのデザイナーはハードの表面的なデザインはできるが、ブランディングやUXなどのデザインにはほぼ理解がないんです…」と半ば嘆いておられた。

これはサウンドのデザインも同じ事がいえると感じます。

発車メロディーの機能とデザイン

以前、駅で上下線が同

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ブランディングのやり方

ブランドは商品、企業、人につきます。

企業名が思い出せない有名なお菓子。
企業名がつけばなんでもブランド商品になる有名ブランド企業。
所属がどこか分からない有名オリンピック選手がその例です。

これらにブランドをつけるブランディングは大きく分けて3ステップあります。

1つ目は「ブランドイメージの統一」です。
一番はじめに「主義」を明確にします。
違う視点からいえば「絶対にやらないこと」を明確に

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「良い音」よりも「良い時間」を

一つ前に書いた "「音」という最小単位で考える" の中で「現場の音環境」について触れました。それを ちょっと広げて、もう少しだけ自分のサウンドデザインで気をつけてる事を。

◯「良い音で鳴らす」が一番ではない
いわゆる「良い音」で聴いてもらおうとすると スピーカー選び や その位置 が限定的になる場合があります。「良い音を聴かせたい」という気持ちは制作者として当たり前の気持ちだとも思いますが、それ

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「音」という最小単位で考える

音楽制作会社と聞くと「音楽」をつくる会社をイメージしますよね。

当たり前のことですが。

自分は常に「音楽」よりも小さな「音」という単位からスタートしてサウンドデザインに携わるよう心掛けています。

「音楽」ではなく「音」。

個人的な解釈ですが、「音楽」というのは「ある複数のルールに沿って構成された音の集まり」だと考えています。テンポであったり、和音であったり もルール。
音楽をつくる時には、

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五感って、2種類に分けれるのでは? と気づいた体験

実体験で。

ある大手量販店で買い物をしていた時の話です。
そこの量販店は、テーマソングとまではいかないのですが同じような曲調の音楽がいつも流れています(同じ曲ではなく、同じような曲を入れ替えているのがブランディングとして ’流石だなぁ’ と感じているのですが)。

買い物を済ませ、一つ下の階にある書店に向かおうとエスカレーターに乗っていた時でした。
そのお店で聞こえていた音楽のフレーズを口ずさん

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心地よい・うるさい 「聴くレベル」という視点

飲食店でジャズが流れていて雰囲気がよかった。
家電量販店で流れるテーマソングが煩わしかった。

よくある このような話。
どちらも店舗の音楽の話。

この現象を、「音が大きい」とか「お店に音楽が合っていない」ということではなく、まずは「聴くレベル」という視点で紐解いています。

「聴くレベル」には4つの段階があると考えています。

ⅰ.「聞きたくない」
もっとも低いレベルです。
いたってシンプルで

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’デザイン’ と ‘アート’ の間にある ‘サウンドデザイン’

音楽制作会社を続けていると「音楽をつくる」ということについてアーティスティックなイメージを強く持っている方は少なくない気がしています。
言葉や数値では表現が難しい、センスのもの。

そんな一面も確かにある。

自分は、サウンドデザインとして「音・音楽をつくる」ことを捉えた時、エコーズブレスの考え方として、それはデザインとアートの間にあるものだと考えています。

例えば、警告音・報知音。
これまでに

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