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渋谷に行ったらガングロギャルが仲間になった

『橋本歩と椿田竜児のレイディオ』の書き起こしです。素人のラジオで背筋をゾクゾクさせたいけれど声は絶対聴きたくない。そんな方はこちらの文章を読んでゾクゾクしてください。
↓素人の声を聴いて背筋をゾックゾクさせたい方はこちら
第9回目「魔境-渋谷-」
再生時間を35:51に合わせると以下のお話がはじまるよ!


橋本
このあいだね、渋谷に行ったんですよ。

椿田
あの渋谷?

橋本
スクランブル交差点があるあの渋谷です。ハチ公もあります。なぜ行ったかというと、最近良い店を発見してしまったんですよ。

椿田
良い店?

橋本
ライスおかわり自由。

椿田
出たよ。

橋本
(笑)。

椿田
なんの店?

橋本
ステーキ屋さん。1000円以下でお腹いっぱいになります。肉が200グラム、ライスおかわり自由で980円。非常にリーズナブルなお店です。東京ってライスおかわり自由なお店が少な過ぎませんか?

椿田
あるでしょ。

橋本
やよい軒でしょ?

椿田
うん、やよい軒。

橋本
やよい軒はカウントされませんよ。

椿田
チェーン店は入らないのね。そもそもライスおかわり自由のお店を探さないからな。

橋本
大食いの友人がいて、よく一緒にその店に行くわけですよ。その日も、15時ぐらいにステーキを食べたんですよね。おやつ感覚でね。やっぱり、脂っぽいもの食べると、コーヒーを飲みたくなるじゃないですか?

椿田
うーんどうかな。

橋本
僕は肉を食べたあとはコーヒーを飲みたくなる。

椿田
なんかちょっとシャレオツだね。

橋本
そうですか、ありがとうございます。だからね、渋谷でコーヒーの店を探そうということになったわけです。

椿田
たらふく食った後に?

橋本
色々探して、コーヒー屋がありました。素晴らしいコーヒー屋が。

椿田
ライスおかわり自由なの?

橋本
ライスおかわり自由ではない。コーヒーもおかわり自由では、ない。おかわり自由を基準にしてお店を選んでいないんですよ。高校生じゃないんだから。

椿田
そんな良いところだったの?

橋本
渋谷の雑居ビル8階にあります。けっこうな高さですよ。

椿田
シャレオツなの?

橋本
良い感じの椅子であったり、革張りのソファーがあったりする。

椿田
男二人で?

橋本
そうそう、男二人で。それは言わない約束じゃん。一気に寂しくなっちゃうよ。カフェっていうのは、1階や2階にもある。そういうところだと、女の子ばっかりで、なかなか野郎二人では入れないわけですよ。そこで「階層が高ければ高いほど女子はこないはず」という仮説を立てたわけです。例えば、レデイースの洋服屋さんは1〜2階といった低階層にあることが多いじゃないですか。たぶん、あまり歩かない範囲で店舗を集めているんですよ。
やっぱり8階には行けない。女性は無理。だからこそ野郎は行った。空いていたんだよね。素晴らしい内装のお店で、おいしいコーヒーを楽しめたわけです。

椿田
渋谷にあるんだ。

橋本
お客さんが殺到しちゃうから名前は言えないけどね。

椿田
しねぇよ!(笑)誰が聴いてんだよ。

橋本
声の力って怖いから。
コーヒーを飲んだ後はさっぱりしたものを飲みたくなるんですよ。

椿田
その流れはなんなの?脂っこいもの、コーヒー、さっぱりしたもの。

橋本
だから友達とね、100%フルーツジュースをひっかけようぜって。

椿田
なにそれ。

橋本
また渋谷の街をプラプラするんだけど、なかなかフルーツジュース専門店がないんだよね。やっぱり座りたいからカフェみたいな場所で飲みたかったんですよ。野郎だってずっと立っているわけにはいきませんよ。確かに路面店はあります。

椿田
スムージー的なお店ね。

橋本
駅の中とかにもあるじゃないですか。でも、そこじゃ物足りなくて、ちゃんと座ってフルーツジュースを提供してくれる店がよかった。そしてそれは、一体どこにあるんだ、と。だったら、渋谷の無印カフェならあるんじゃないかなと思った。ロフトの裏にあるんだけど。

椿田
なんか雪印みたいだね。

橋本
ミルクが出るのかはわからないけど、そこならありそうじゃない?オーガニックで、こだわっている印象があるじゃないですか。行ってみましたけど、結局なかった。

椿田
100%ジュースはなかったんだ。

橋本
そう。俺たちが求めているものは、この店にはなかった。帰るときは、無印カフェの店内を通らないと出られない仕組みになってて、店内に入ったらポスターが一枚貼ってあった。そのポスターに「コーヒーは果物です」って書いてあった。つまり、俺たちはすでに100%ジュースを飲んでいた。いつまで遡れば良い?8階の?

椿田
カフェ?

橋本
そう。

椿田
この言わせる方式はなんなんだよ(笑)。しかも、俺はそこで絶対に納得できないしさ。コーヒーは果物じゃねぇわ、ボケ(笑)。そんなポスター破り捨てろ。

橋本
俺はストンと落ちてきたけどね。さすが無印さんだって思って。やっぱりすごいよ、無印さんは。想像をはるかに超えてくる。俺ともうひとりの野郎は、すでに8階でフルーツジュースを飲んでいたんですよ。フルーツジュースをひっかけようじゃないんだよ。そもそもコーヒーは何かと言えば、果物なんだよ。そういう奇跡のようなお話ですよ。

椿田
ここまで引っ張られてすごい消化不良だわ。良い気分じゃないね(笑)。どこかでストンと落ちるかと思っていた。

橋本
オチたじゃん。

椿田
いやいや、俺は宙に浮いたままだから。一人で勝手にオチたけど。すっきりした顔してるけど。

橋本
無印さんはすごいんだよ。


レイディオを聴く
再生時間を44:30に合わせると以下のお話がはじまるよ!


椿田
俺も渋谷には結構行くよ。この間も行ったんだよ。仲の良い先輩に飲みに誘われて、飲んだんだよ。そしたら、その後、渋谷にガングロカフェがあるから行こうってなった。

橋本
フルーツジュースと一緒だろ。「ガングロはフルーツです」ってさ。

椿田
個人的には別にって感じだったけど、先輩はテンションあがってたんだよね。地下1階にあるんだけど、普通のバーというかカフェみたいな感じ。木でできたバーカウンターもあって、けっこう落ち着いた雰囲気なんだよ。パーティーピーポー感は全然出ていなかった。入店したら外国人が一人で飲んでいるのと、おじさんがテーブルで一人で飲んでたりしてた。俺たちは、外でキャッチしていたガングロの女の子に連れられて入店した。

橋本
ガングロがキャッチしてるの?(笑)

椿田 
そうだよ、だってガングロカフェなんだから。普通にドリンクだけ頼むことができるんだけど、先輩は何を思ったのか、ガングロが化粧をしてくれるオプションも選んだんだよ。

橋本
ちなみにおいくら?

椿田
だいたい6,500円くらい。しょうがないから、俺もメイクやってもらったんだよね。一緒にいった先輩は、パリピ感があるからガングロみたいになってたんだけど、俺はどう見てもマサイ族にしか見えなかった。

橋本
民族の方がはるばる日本の渋谷に来てくれたんだね。

椿田
渋谷の街にそのまま繰り出して、一緒にプリクラ撮りにいったんだよ。

橋本
後ろ指さされなかったの?

椿田
街に繰り出す前に、訳わらないテキーラみたいなものをショットで飲まされたんだよね。水色の飲み物なんだけど。

橋本
ブルーハワイじゃないの?(笑)

椿田
それを何杯か飲んだ後だったから、街に出た時の様子はあんまり覚えていない。

橋本
人間が生み出した悪い飲み物だ。

椿田
ジキルとハイドに変わっちゃう薬みたいな。

橋本
実際、黒く変わっちゃったからね。外国人観光客に「Great!」って、写真撮られたりしたんじゃないの?

椿田
全然覚えてないね。

橋本
そもそも、ガングロギャルを連れ出してOKなんだ?

椿田
なんか知らないけど、一人ついて来たね。

橋本
そんな旅の仲間みたいについてくるんだ。ドラクエみたいじゃん。

椿田
途中だけいる、助っ人みたいなね。でも、帰る時の会計が4万円ぐらいいったね。なんとなくぼったくられている気もしたけど。

橋本
それ、プレステ4買えるよ。すごいね。

椿田
なんだったんかね。

-終-

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