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偏った人格を持つ人達に関する本を読んだ


最初に

「パーソナリティ障害」とは日本語訳すると人格の障害という意味になる。
人はだいたい環境と遺伝によって性格が決まるが、その性格が過剰に偏った人たちに関してまとめた本である。

注意が必要なのだが「この病気か、全く病気はない」という部類のものではなく、「この性質に近い性格を持っていますね」みたいな部類のものである。そのため、これっぽいからあの人は病気ですとか、自分はこの病気なのかもしれないなど不安がる必要はなく、あくまで参考程度に読んでいただければと思う。

パーソナリティ障害の種類

パーソナリティ障害は複数の種類に分類され、その種類ごとにタイプが大きく異なる。これは単純に「◯◯タイプだった」のようなものではなく、複数のタイプを複数保つ場合も多い。

また、「悪化すると失調型パーソナリティ障害になりやすい」みたいな立ち位置の物もある。

境界性パーソナリティ障害

両極端な思考を往復し、自死や自身を傷つけることで愛情を得ようとしたりする。

自己愛性パーソナリティ障害

他者からの称賛を求めて他者を操ろうとするが、精神的には弱い。

演技性パーソナリティ障害

常に主人公を演じ、刺激を求める。

反社会性パーソナリティ障害

ルールを守らないことに価値を感じ、守ることに対して嫌悪感を持つ。

妄想性パーソナリティ障害

恋人の浮気などを気に病む、人に対して敵か味方の判断しかない。

失調型パーソナリティ障害

自身の頭の中だけで生きている感じの独創的な人格

シゾイドパーソナリティ障害

対人関係を求めず、質素な生活を好む人格

回避性パーソナリティ障害

問題が起こるのではないかと思い過剰に回避する。または後悔する

依存性パーソナリティ障害

他人に強く依存する

脅迫性パーソナリティ障害

ルールを重んじ、何よりも重視する、柔軟な発想が苦手

治療について

この本の中にもそれぞれの対処法的なものが記載されているが、パーソナリティ障害は改善することができる。
できる限り専門家の意見を聞きながら直したほうが良いとおもうし、特に他人を勝手に規定するのは避けたほうがいいと思われる。
そもそも、自身は他人の鏡であるため、自身側に重大な問題がある場合、関係的な問題が発生する場合もあるし、状態が悪化する場合があると思われる。

治療する場合は自身の性格を治すこととなるため、年単位での計画を持って治療を考えたほうが良いと考える

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