【ブックレポ】天才の7つの習慣

今回は中村友彦さんの著書、天才の7つの習慣のブックレポです。

著者の中村さんはなんとIQが170あるのだそうです。65万人に1人のいわゆる天才。現在は翻訳などを生業とされる傍ら、スピリチュアルケア師など多岐に渡って活躍されておられます。

中村さんいわく、だれにでも出来る7つの習慣を身に着けることで、どんな人でもIQを向上させることが出来るのだそうです。

ぼくが読んだ感想でいうと天才だったからこういう習慣になった、とも受け取れてちょっと微妙でした。でも読みやすかったし、参考になりそうな部分もたくさんあるので少しでも実践してみようとおもってます。

では今回はその7つの習慣に焦点を当ててお伝えします。

それではさっそく参りましょう!

1 一人の時間を大切にする

自身の世界観の確立が確固たるゆるぎない何かを持つことの手助けになる。と、中村さんは言っています。あまりピンとこなかったのですが、世界観の確立とゆるぎない何かを持つことで、どんなときも何が起きても自分で居られる。本当の自分を見失わず迷わなくなる。ということだとおもいます。

その例えとして中村さんが少年時代からこれまで、一人で楽しんできたことを紹介しています。詳細は端折りますが興味深かったのは、子供のころから天才児だったのにゲームやヨーヨー、ギターなど、ぼくらとあまり変わらない遊びにも没頭していたようです。

らしいなと思ったのは英語や読書、折り紙などでしょうか。

2 責任感を持つ

ノルウェーの疫学者の研究結果から、責任感の強さとIQには強い相関関係があるとのこと。

高知能者ほど責任感や向上心、好奇心も強いのだとか。常に理想が高く、周囲からのプレッシャーにもさらされ、ストレスを感じることも多いのだそう。例として長男のほうが次男よりも責任を負わされる環境のせいか、統計的に知能が高いとのこと。

このことから、何事も責任感を持ってこなすこと。人生のあらゆる場面でそれを意識して生活しようと。始めるのに遅いことなんて無いよ、と教えてくれてます。

3 創造性を磨く

Morgan Harper NicholsによるPixabayからの画像

今度はジョージア工科大学の脳科学研究を例に、創造することと脳の効率性の関係を紹介しています。

クリエイティブに考え行動することで個性が発揮され、潜在能力も開放されるそうです。それは歌であったり、楽器の演奏などなんでもいいそうで、中村さんご自身も弾き語りの動画をYouTubeにアップしてるようです。

特に将棋に没頭したらしく、戦略から戦術まで多種多用の戦い方があり、創造性を高める訓練に将棋は最適だそうです。意外なことに対局中は空想にふけっているような状態になり、そのほうがより集中して良い一手が打てたりするそうです。

4 多様性を受け入れる

truthseeker08によるPixabayからの画像

自分が常に正しいと思い続けることの傲慢さ、また人を変えようとする無意味さを、高知能者は知っている

◇傾聴。人の話をよく聞くことの大切さ

・理解するために聞く
・相手の感情や意見を遮らない
・違う価値観を受け入れる
・賛成と理解とは違う
他者の理解こそが多様性を広げ、知能の向上につながる

5 物事を深く分析する

常に最善の一手を。物事を深く考えたりその習慣を持つことは、脳の働きを活性化させる。一方で分析しすぎてがんじがらめになり、決定ができず行動が遅れるデメリットもあるとか。

中村さんはこうアドバイスしています。

元々あまり深く考えない人は、より深く考えるクセを付けることは大事ですが、普段から深く考えたりよく分析する人は、考えすぎて疲れていないかセルフチェックを時々しましょう。と。

そして、読書でもなんでもそうですが大切なのは得た情報を、どう解釈し取り入れるか。捨てるものは捨て、今後にどう活かすのか。ただただ信じて迎合するのでは無く、確証をさがしたり理由をみつけること。

好奇心を持って物事に接する。そういう習慣をつけましょう。

6 運動をする

意外なことに脳の活性化や知能の向上に、運動を取り入れると良いそうです。軽いものではウォーキングやちょっとしたランニングなど。

中村さんはテニスや空手、ボクシングにまで手を出してます。本当に多才で好奇心にあふれてますねぇ。

アンチエイジング、つまり老化防止にもなるので、この際なにか好きなスポーツなど見つけて始めてみるのもいいかも知れませんね。

7 外国語を学ぶ

言語というのはその国の文化や習慣が反映されているものです。文法も違えば語感も違うので、同じ事柄を伝えるのもアプローチが変わるわけです。

外国語を学ぶことは常に脳に刺激を与え活性化するのと同時に、双方向の言語理解が深まります。それは多様性を受け入れることでもあり、より深く他者を理解する手助けになると、ぼくは感じました。

ちょっとここの部分、ハードルが高いなぁと思ったのですがいつかチャレンジしてみたいですね。

知能より大切なこと

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

7つの習慣。天才を天才たらしめるもの、つまりその習慣化に秘密があるのだと。そしてその習慣は誰もが簡単に実践できるものと、中村さんは言っています。

1 ひとりの時間を大切にする⇒自分の世界観を確立する

2 責任感を持つ⇒自分に厳しく

3 創造性を磨く⇒創造性の開放

4 多様性を受け入れる⇒自他の理解

5 物事を深く分析する⇒合理的思考力の養成

6 運動をする⇒脳の活性化

7 外国語を学ぶ⇒双方向的思考の習得

これらの習慣を複合的に行うことで効率よく知能を向上する訓練ができるようになります。

ただ、知能が高いからといってつらさが消えたり、人生が必ず成功するわけではありません。たしかに素晴らしいアイデアやあらゆる選択肢が増えるかもしれませんが、知能に関係なく他者との関わりでぼくらは生きています。

そんな周りの人や環境を理解し、いろいろな考え方や価値観を受け入れること。それこそがみんながみんなで、幸福に近づけることなんじゃないでしょうか。読み終わって、そうおもいました。

これからはあまり意固地にならないで、いろんな人の話や意見を聞いて理解を深めたりしたいですね。

それでは今回は中村友彦さんの著書、天才の7つの習慣のブックレポでした。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それではまたお会いしましょう。さようなら~

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