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焼津にとびこむ2023

みなさんこんにちは。今年の7月末から本格稼働している焼津PORTERS
コミュニティマネージャーとして携わっている橋本隆生(はしもとりゅうせい)と申します。

まっすんが呼びかけてくれたアドベントカレンダー企画。
正直、企画自体に興味があった、というよりは「まっすんが声かけてくれたなら出るしかないっしょ!」と軽い気持ちで受けたら、みなさんが半端なく素敵な文章を書かれるので恐怖で震えながら筆を取っております(笑)。
バトンが重たすぎるんよ!!!w

実は、僕は本業があり、ダブルワークで焼津PORTERSのコミュニティマネージャーをやらせていただいております。
※焼津PORTERSについての説明は、明日の高谷艦長から詳しくあると思いますし、鈴木さんが書いてくださっているので、そちらをご確認ください。

コミュニティマネージャー経験があるわけでもなく、焼津歴は6年足らず。
そんなやつが、なぜ焼津PORTERSに関わろうと思ったのか。
そして、どうやって関わってきたのか。
これから、どう関わっていきたいと思っているのか。
そんな視点で、2023年を振り返っていきたいと思います。



●おまえはなにもの?

お話していると「で、結局何やってる人なの?」とよく言われます(笑)
焼津PORTERSのコミュマネ・cafe旅の途中の旦那さん・サウナの人…。

軸は、実は㈱吉村というパッケージメーカーという会社になります。
今年で創業91年。母方の曾祖父が東京(品川区戸越)で創業し、祖父の代に工場を焼津に建設。現在は母が3代目社長になり、問題がなければ2027年に自分が4代目として事業承継の予定、という感じです。

また、創業からの歴史の中で主にお茶屋さんと深い繋がりがあり、そのためパッケージメーカーには珍しく業界特化した事業活動も積極的に行っていて、パッケージメーカーなのに、茶器開発したりもしています(笑)

そして、元々自分は東京出身です。工場が焼津にあったので、2017年に㈱吉村に転職時に焼津に引っ越ししてきただけのヨソ者です。

でも、焼津の皆さんの温かさと繋がりの中で、移住から6年間の中で、cafe旅の途中というお店をやったり、石津浜からの景色に惚れこんで、石津浜から徒歩1分の築60年の家を買ってDIYしたりと、自分がもっともっと将来にやることとして描いていた「やりたいこと」を叶えることができています。
※詳細は妻のアドベントカレンダーをご覧ください(笑)


●焼津に飛び込む

2023年の私の挑戦と言われたら「焼津に飛び込む」です!
でもこれは、2023年年初から掲げていたわけではありません。

ただ、ぼんやりと「焼津にもっと関わってみたいな」と思っていました。
そう思っていた理由は「祖父の焼津への想い」と「自分自身の日本への想い」の2つです。

祖父が焼津に工場を建てた大きな理由は「静岡県が日本茶の一大産地だから」ではありますが、もう一つは「今(建設当時)は、魚の多くの流通は生鮮だが、これからどんどん加工をしていくようになる。そうなったときにパッケージの力(保存性・デザイン性)で力になりたい。」という気持ちで焼津に工場を建設したのです。
でも本社は東京。工場建設時から数十年建っているのですが、お世辞とも焼津市との関係が深まっているとは思えない状態で、何とかしたいと思っていました。

もう1つは「自分自身の日本への想い」です。
実は、大学時代に自転車で日本一周をしまして、その際に『1つの県として"もう行かなくていいや"と思う県はない』『日本は魅力で溢れている』『もっともっと自分自身が知りたいし、それを伝えたい』と心から湧き上がる気持ちがありました。
それがcafe旅の途中の「移動式cafeで、その土地の絶景の場所で、その土地の食材を使った料理を出して、その土地の魅力を伝える」という未来像の原体験になっています。

沖縄の辺戸岬にて(やせてるw)

だから自分の中に「定住」という2文字は全くなく、どこかの土地に帰属するつもりもありませんでした。

でも縁あって焼津に引っ越してきて、自分たちが定年退職後にやりたかったことが既にスタートして、どんどん地域の面白い人たちと繋がってきて、いつしか焼津がホームタウンだと思うようになってきました。

だからこそそんな焼津で地域が盛り上がることができたら、地域貢献をしたい、とぼんやりと考えていました。


●焼津PORTERSへ飛び込む

そんなことを考えながらある知人に想いを伝えたところ、焼津市役所のSさんを繋いでいただき、Sさんに「中小企業の後継者~とか、そういうよそよそしい関係じゃなくて、一市民としてもっと焼津市に関わりたい!」と伝えました。

ここから僕の焼津人生は大きく変わります(笑)

そのときは「そうなんですねー。なるほどー。」ぐらいな反応だったんですが、後日僕がFacebookで「石津浜で日の出サウナやりたい!」と投稿したところ、Sさんから「今度PORTERSでイベントやるからテントサウナ出して!」と依頼が!?

【この景色見ながら整いませんか…?】 なんと…!テントサウナを手に入れられることになりまして、せっかくなので写真のような景色を見ながらテントサウナに入るイベントを企画したいと思います! 場所は静岡県焼津市の石津浜。 もちろんロウリュは淹れ...

Posted by 橋本 隆生 on Friday, September 9, 2022


いや俺、テントサウナ屋さんじゃないよ…?まあええかー。
と安請け合いをしてから、あれよあれよと焼津PORTERSとの接点が増えていきます。

\\\12/10 YAIZU PORTERS MARKET...

Posted by 橋本 隆生 on Monday, December 12, 2022


そうやって関わっていく中で感じたことは、焼津PORTERSに対して「そもそもよく分からない」とか「どーせハコモノ行政でしょ」と思われていることがある、ということでした。

これは、正直に言えば、当初は自分も思っていました。
でも、関わっていく途中で「そうやって外野として見ているだけで、実際にダメになったときに『ほらみろ。やっぱダメだった。』というのは簡単。でも本当にそうなったら本当にもったいないことになる。だったらまずは自分で飛び込んでみよう!」と思い直し、飛び込むことにしました。

今思えば、ただのサウナの人だったやつが、いきなり「内情どうなってるんすか!?」「良くするために一緒に考えましょう!」と来たものですから、焼津PORTERSに関わる人たちは「やべーやつ来たな」と思ったことでしょう(笑)


●焼津に飛び込んでみて

それからは月1回の懇親会をやったり、PORTERSMARKETを運営したり、働く人を繋いだり、ビジョンを一緒につくったり、試行錯誤しながら過ごしています。

と言っても全部自分1人でやっているわけでは全くありません。
例えば、懇親会から生まれたヤイヅヨルチルは、実行委員会3名(兼平さん小林さん松本さん)を中心にガツガツ動いてくださり実現したイベントです。僕は、マジで、なーーーーーんもやってないです。(本当に申し訳ございません…)

そんなヨルチル実行委員会プレゼンツで、今週土日に"YAIZU Holy Noel"というクリスマスイルミネーションを中心としたイベントをやっています!
24日(日)もありますので、ぜひお越しくださいませ!僕もお待ちしております!

そんなこんなで色んな人に助けられながら
過ごしている中で得た大きな2つのものがあります。
それは「自分のアイデンティティ」「繋がり」です。
(こうやって書くとマジで中二病www)

まず「自分のアイデンティティ」ですが、実は最近まで自分のアイデンティティは固まっていなく、けっこう苦しかったんです。
例えば「社長の息子」「cafe旅の途中の旦那」。
別に誰かからそう言われた訳でもないのですが、自分自身で決めつけて、評価してもらっても素直に喜べない自分がいました。

そんな中で、焼津PORTERSと関わることで、そのどちらの自分もあまり知らない人たちと関わることができて、どちらでもない自分自身を見て接してくれると感じることが出来て、自己肯定感がめちゃくちゃ高まりました。
それは、本業のモチベーションにも繋がっています。

次に「繋がり」です。正直、自分は仲間をつくることが得意なタイプではありません。だからこそ、その中で知り合った人たちが少しずつ焼津PORTERSに関わってくれて、その人たちが友達や知人といった新たな繋がりをつくってくれることがとても嬉しいなと思っています。
また、ガッツリ関わっていなくても、応援してくださっている方も本当に嬉しいです。あなたの気持ち!届いてますよ!

この場を借りて皆さんにお礼を言いたいです。本当にありがとう…っ!!

また、そうやって出会った人たちの中で「あなたがいたから今の自分がいる。」と直接お礼を言ってくれる人もいて、なんならその言葉のお陰で今の自分があるってぐらい、自分の心の支えにもなっています。

よく金八先生の言葉で「人と人とは支え合って生きているんだ」というフレーズがあると思いますが、その本当の意味を最近やっと実感することができてます(おっそw)

そんな感じで、自分にとって焼津PORTERSとは「自分のアイデンティティが確立できた場所」「自分を支えてくれる人との関わりがある場所」です。

だからこそ、もちろん本業もある中で忙しいといえば忙しいけど、絶対にPORTERSに関わり続けたいと思う気持ちの原動力になっています。

●もっと焼津に飛び込む

とまあ~かっこつけたことばっか書いてますが、
もちろん、良いことばかりではなくて、ダメなところもいっぱいあります。
むしろ出来ていないところは出せばキリがないほどです…。

その中で、自分が焼津に飛び込んでみて、
一番「自分まだまだだな」と思ったことは
「まだまだ焼津は知らないことだらけ」ってことです。

正直、飛び込むまではちょっと知った気になってました。
でも、焼津PORTERSに関わって、自分の焼津に対する解像度は低いし浅い知識しかないな、ということを痛感してます。

でも、裏を返せば、自分が知らないだけで、焼津には、まだまだ面白いところはいっぱいあるし、面白い人たちがいっぱいいるということです。
これは日本一周を終えたときの高揚感・ワクワク感と似ています。

この焼津への解像度を、2024年はもっと高めていきたいですし、
そこで自分が知ったワクワクを広めていきたいと思っています!

●最後に

最後にもう1つやりたいことを。
焼津を、焼津PORTERSを、色んな人の「やりたいこと」が叶う場所にしたい。そう思っています。

もちろんこういう話をすると、まず第一に「子ども・次世代」って出てくると思うんです。それはもちろん必要で間違いないと思うんですが、同時に親でもある自分にとっては「やりたいことやって楽しんでる大人の姿を見せる」ことが、土台として一番大切なんじゃないかなとも思っているんです。

そして、焼津には楽しんでいる大人が多い!これだけは断言できます!

だからこそ、大人も子どもも、色んな人たちの「やりたい!」が叶う場所にしていきたいと思います。
でも、いきなり大きい範囲ではなく、自分の両腕が届く範囲で。

それこそ今回のアドベントカレンダーで、みんなが書いてくれた挑戦が叶ったら楽しそうですよね。ほんとまっすんナイス企画!(と褒めておく笑)

そしてその人たちが繋がり、紡ぐことで、いつの間にか大きなゆるい繋がりになっている。
そんな未来があったら自分自身も嬉しいし、色んな「やりたいこと」をさせてもらった恩が巡っていくんじゃないかなと思ってます。

でも、これは自分1人の力では絶対にできません!
だからこそ、みんなの関わりが必要です!

みんなが自分のやってみたいことを軸にして関わり、
それが叶える場所として、余白のあるキャンパスでもある
焼津PORTERSを一緒につくっていきましょう!よろしくお願いします!

●編集後記(っぽいもの)

3男が生まれて1年。そのときはまさかこんな風になるとは思わなかったなあ~。と思いながら振り返る良い機会になりました。
それにしても、書いていたら4500文字超え!(笑)
読んでいただいた方本当にありがとうございます!

それでも書き足りないのが本音…(笑)
ぜひ話しましょう~~~!よろしくお願いします~~~!!

ということで良いクリスマスイブをお過ごしください!

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