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注文住宅業界向け!1分で理解できる5フォース分析!【1】競合他社の脅威

こんにちは!
ウェプロの橋本ハルカです!

今回は前回の内容の中から「①競合他社の脅威」
を分析するメリットについて詳しくご紹介します。


■競合他社の分析とは

これは、自社と顧客を取り合っている競合他社との直接的な競争を指します。市場に参入している企業数が多いほど競争率は高いため、顧客獲得や商品の差別化が難しくなります。

①市場シェア

競合との関係を考える場合、まず一般的に考えるのは市場シェアです。自社はどのくらいの市場シェアを持ち、競合企業(特に自社よりシェア上位にいる競合)はどのくらいの市場シェアを持つかは確認すべきポイントです。

市場シェアの確認の仕方は目的や業界によってさまざまですが、一般的な手順は次の通りです。

1. 分析すべき競合他社を特定する
2. 競合の概要を一覧にする
3. 競合の商品・サービスを徹底的に調査する
4. 競合の商品以外のもの(広告・売り場など)を詳しく調査する
5. 必要に応じて市場調査を実施する
6. 自社と競合をマッピングして位置づけを把握する
7. ~6までの情報をベースに自社の強み・弱みを分析する
8. 分析結果を元に、自社の戦略を検討する

②価格設定

競争力を高めるためには、自社の製品力強化や適正な価格設定などが必要です。商品・サービスを他社と差別化したり、自社ブランディングに力を入れたりすることが大切です。

ここではマイケル・ポーターが提唱した3つの競争戦略をご紹介いたします。

・コストリーダーシップ戦略
 大量生産によるスケールメリットで、価格を安くする戦略
・差別化戦略
 他にはない明確な差をつくり、価格を高くする戦略
・集中戦略
 商品・サービスなどのターゲットを絞り、効率的に投資する戦略

③施策の決定

市場そのものの成長性も考慮して、自社が取るべき施策を決定します。

・市場の成長率が低いため、競争が激化しないか?
・競合企業とのブランドや製品力の差はどの程度か?
など既存競合他社との敵対する点について検討した上で次にとる施策を決定します。

■メリット

脅威を予測し事前対策ができるようになります。
競合他社の脅威に対抗するには、競合他社に関する上記①②のポイントを分析し、自社の方向性や優位性を探り出すことが重要です。

次回は、「②代替品の脅威」について詳しくご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました!

ウェプロ
橋本ハルカ

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