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計測不能

お疲れ様です。
プロペラです。

今日はもはや日本の文化ともいうべき、
押し付けがましい根性論と、それに苦しむ人々についてお話します。

僕が今回お伝えしたいのは
人によって頑張れるキャパは違うということです。

僕は基本的に努力が嫌いなので、
他人にまで努力を強要する熱血野郎は天敵です。

"努力は買ってでもしろ"

なんてなことを言いますが、
買ってまで努力なんかしたくないですし、

"石の上にも三年"

なんて最悪です。
3年も経つ前に飽きてまう。

そもそも、忍耐や努力などのパラメーターを
勝手に決めてくるところがかんさわりますねぇ。

自分の最大の努力を10とした場合、
他人からしたら2の場合もあれば、
10以上の努力をしていると
評価される場合もあります。
努力するのは勝手ですが、人に押し付けるのはいただけません。


"俺がここまでできたんだから、お前もできる。"

こんな台詞をよく聞きますが、
これは自分で思うことであって、
人から言われる台詞ではないと思うのです。(時と場合による)
自分の物差しで人を測ってはいけません。
その人にはその人なりの限界値というものがあるのです。

そんな人達がいるから
心の病に苦しむ人の肩身が狭い
世の中になってしまうのだと思います。

心の病というのは外からは見えないものなので、
健康な人はその気持ちを推し量ることができず、
言いようでいくらでも逃げられる。ずるい。
努力が足りないよ。俺(私)ばっかり働いて!
みたいなことを言っている人をよく見かけます。

確かに確かめようもない事ではあるので、
そう思ってしまう気持ちもわかります。
本当は健康な人もいるのかもしれません。


でも目に見えるものだとしたら
とんでもないこと言ってますよ。

例えばボディクリームが
肌に合わなかったとしましょう。
蕁麻疹がえげつないほど出て、
まるで肌がただれているような状態になりました。

そんな時どうしますか?
まさかボディクリームに合わない肌を責めて、
病院は甘え!もっと塗らねば!とか言って
塗り続けませんよね?
普通は即刻使用を中止して皮膚科に行きます。

ボディクリームを会社、
肌を心と置き換えてみてください。 

会社が(または人間が)合わなくて
蕁麻疹が出るほどのストレスを抱え
出社もままならなくなり、休職をして精神科へ。


そんな人に対して甘えと言う方が甘えてます。

自分のことは何も考えず人のせいにする。
これほど甘えた考えはありません。

原因は何か?
何かできることはなかったか?
これから何をしてあげられるのか?
などの反省も放棄して文句を言うだけなんて、
ママの味がするほど甘いですよ。

心の病は治るものもあれば、
一生物の傷として残る場合もあります。
その事実について考えたことはあるのでしょうか。

まあそこまで頭が回らず、自分本位だから
心身ともに健康でいるのでしょうけれども。

僕は精神病にかかったことがないので
これも正解かはわかりません。
でも、正解かどうかわからない事を自覚する事
大切だと思っています。

そもそも個人差が激しい人間の内面の部分を
一定の物差しで計測することは不可能です。

それでも自分が正解だと信じている
個人的な物差しで人を測るから、
押し付けがましい根性論が跋扈ばっこするのでしょう。

"努力は買ってでもしろ?"
いやいや、
"努力は勝手にしろ!"

以上、よろしくお願いします。

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