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博物館学芸員レポート課題【博物館情報・メディア論第一分冊】2021年度提出

略題「視聴覚機器,メディア経験からの考察」
課題「視聴覚機器や視聴覚教育、メディアの諸相等,テキストで述べられている内容から一つテーマを選び,自身の経験を挙げ,その経験を(コミュニケーション理論や歴史,分類,効果等から)テキスト内容に照らしつつ理論的に考察,記述すること。」

範囲:指定文献 佐賀啓男 他『改訂 視聴覚メディアと教育』、樹村房、2002年、Ⅰ~Ⅲ章(p.1~90)
学修指導書1~4
様式:横書き 2,000字程度

序論(第一段落)までを無料で公開しております。
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 博物館での展示において、“何を展示するか”といった題材や資料の選定はもちろん大切だが、その展示する資料を、“どんな風に展示するか”、“どんなことを体験者に感じてもらいたいか”という設定を企画段階でしっかりと行うことは、展示を成功させるためにとても重要だ。そのためには、展示のデザイン(企画)をする前に、まずは展示したい資料をリスト化する。そして、その資料を展示プランナーやデザイナーによって空間化・体験化をして形にしていく。それによって、個々の展示資料に別の視点を加えて、空間としての展示デザインに置き換え構成される。また、このように展示デザインを作り上げる要素として、空間の力、グラフィックの力、映像の力、音の力、光の力など、様々な伝達技法の特徴を活かして、利用者の五感に訴える取り組みが必要だと考える。

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