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仕事の生産性を深く考えさせられた入社1ヶ月目の会議

新しい職場になって約1ヶ月、会議時間に感じた感動が抑えきれず溢れ出してきたのでそれをそのままnoteにぶつけようと思います。

●目次

・入社約1ヶ月目4名にて開始された会議
・並みの理解じゃいいアウトプットは無理
・本質を突くって言うのは簡単だけど…
・その一言が生産性を劇的に変える
・振り返ってみて(課題と対策)
・振り返ってみて(良かったこと)
・最後に

●入社約1ヶ月目4名にて開始された会議

2018年9月からメリービズ株式会社(経理のアウトソーシングに注力する社員数一桁台のベンチャー企業)で働いています。

そもそもは業務設計担当(会社によっては既存営業だったり、カスタマーサポート、カスタマーサクセスと呼ばれる担当)として入社しました。
が、
「まずは営業活動を知らないと何も始まらないよね」
という話になり、この1カ月ひたすら訪問、営業後のフォロー、トークスクリプトの刷新に取り組んできました。

その中で営業管理システムに関するプロジェクトを知り、そのプロジェクトに営業担当として混ぜてもらえることになりました。
その会議での2つの感動について書いていきます。

●並の理解じゃいいアウトプットは無理


詳細は割愛しますが、営業管理システムの前身として、Excelで雛形を作ることになりました。
そこで、営業コンサルとして業務委託をお願いしている方に、Excelで雛形を作ってもらいました。


その出来がもう秀逸過ぎて…。

・見た目がきれい。(思わず Excelでできていることを忘れるほど。どこかのWebページのようでした。)
・顧客IDを入れたら売上高などの基本情報がするっと入ってきて快感。
・ラベルや入力箇所が少なすぎず多すぎず、ストレスフリーな運用が透けて見える。

と言ったような塩梅でした。

何より衝撃だったのは、僕自身4年間ぐらい営業管理システムを使い込んでいたのに(しかも社内でも相当な手練れとされていたのに)も関わらず、こんなアウトプットは出せないなと思ってしまったことです。
同じサービスを扱っていても人によってアウトプットが全然違うという事実がすごく身に染みました。

●本質を突くって言うのは簡単だけど…

あまりにアウトプットの質が高いので、会議の方向性の流れは完全にそのまま運用開始の流れに向いていました。
(僕自身もそのまま進めて良いのではないのではと思っていました。)

ですが、そこで俯瞰的に見ていたプロジェクトオーナーが切り込みました。
「情報の流れが逆な気がします。今のままだと後工程の情報を集約する形になりますが、それだと汎用性が乏しい気がするので前工程から情報を流すようにできますか?」
(※表現は違うが、内容的にはこのような感じのこと)

一同、
「あーー…!!」
となり、順序は逆になりました。

補足すると、通常の営業管理システムは顧客情報の登録が最初にあるものなのですが、色々な経緯から今回はそれが後になる仕様になってしまっていました。(要はそのままだと後工程の人の工数が倍ぐらいに増えてしまうことになっていました)

高品質なアウトプットに寄せられて進んでた会議の流れが、一言でひっくり返された場面を見て、「本質を突く」ってこういうことか、と感じ入りました。
と同時に、あれ、このまま進んだらやばかったよね、、という笑えない恐怖がじわじわと湧いてきました。

当たり前ですが、営業が入手した情報はその後、後工程にそのまま引き継がれます。
業務設計・導入部門へ行き、納品部門を経由し、カスタマーサポート部門がたまに参照し、管理部門から請求書が飛びます。
試験運用を無邪気に始めていたら、おそらく負の遺産を各部門にわさわさと作り出していたことでしょう。(汗)

●その一言が生産性を劇的に変える

あの一言がなければ、方向性は逆となり作業は無駄、手戻りがめちゃくちゃ発生していたと思います。
恐れなければいけないのはここだなと。

今時間がないことは確かに焦りですが、未来の時間の大事さに真剣に向き合わないと、安易に時間は奪われ、絶望してしまうことになってしまう。
当たり前ながら、意思決定は知的生産行動であり、及ぼす影響がすごく大きいなと実感しました。

●振り返ってみて(課題と対策)

今回、壁は2つありました。

・当たり前に過ごしてきた営業管理システムをどう再現させるのか。
・議論が傾いた時にでも本質を見失わず、将来設計を見据えた上で鋭く指摘ができるかどうか

前者ができなかった原因はアウトプットへの意識・経験値の低さ。
考えていない、行動していない、ことの裏返しだと思います。
故に対策は知識のアウトプット量を増やす。量から質に転換するという愚直な方向性で進めていきます。(このnote公開やtwitter アナリティクスもその一貫ですが、ここらへんはまたの機会に)

後者の課題は、議論の流れをイメージしていない、ということ。自分がこの議論をどう持っていきたいのか、どうしたいのかをきちんと考えられていない。
対策は、議論の道筋をラフ画で書いておくこと。この議論で運用方法が決定したら、このチームはどうなるだろう。本当に課題は解決できるのか?課題は解決に向かうのか?絵に描いた餅に終わらないか?の自問自答を一旦挟んでから、議論に臨む必要があるなと痛感しました。

●振り返ってみて(良かったこと)


最初の1ヶ月でこの議論に乗り込めて本当に良かったです。

意思決定の会場に居合わせたことが本当にラッキーでした。やはり重みのある決定は学びが深い。この決定と学びは、自分が一人で日々のタスクを消化している中では出会えなかったことです。

別にこの議論のためにというわけではないですが、会社のカルチャーに慣れながら、サービス理解、営業フローの改善や商談時のトークスクリプトの刷新に取り組んだことが、結果的にこの会議への招待になりました。
(そしておかげさまで深く反省することができました笑)

手前できちんと努力すれば、この意思決定会場に短期間で行けるというのは良い学びになりました。

●最後に


正直毎日焦りはありますし、全然価値発揮できていないと思う瞬間もありますが、こんな重みのある意志決定会場にアクセスできていて刺激が絶えません。

経理ではなく仕事感想文みたいな話になってしまいましたが、今後は経理の話もしていきたいです。

noteに文字起こす基準は感動したことがあるかどうかなので、次回はいつになるかわかりませんが、またそのときまで精進します。
それでは。

▼twitterもやっているので良ければご覧ください。
https://twitter.com/Rhasese

#初投稿 #意思決定会場

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