2024年 ワクワクしたいし、ワクワクさせたいし、夢見せたいし、夢見たいんですよね。
どうも。長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、エンニュイという劇団を主宰して脚本演出をしたりしています。
毎日日記書こうかなと言いながら、全く更新できずでした。
BARのことやエンニュイの年末の公演のことも書きたいのですがとりあえず今回は新年のご挨拶を。
とは言いつつ、年始はおめでとうございますとも言い難い状況でした。地震により被害を受けられた皆様へお見舞い申し上げますとともに、被災地の皆様の無事と安全そして早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
日々のニュースで心が曇ってしまっている方々、自分にできることをして、あとは目の前の世界を大切にすればいいと思います。そしてなにより自分のことを大切に。
去年はエンニュイで演劇の大会でグランプリを獲得させていただいたり、演劇祭に呼んでいただいたりと、飛躍の為の準備というか、スタートラインに立てたかなみたいな年でした。BARで様々な人と再会したり、新しく出会えたりしたのも嬉しかったです。
2023年のエンニュイについてはこちらの動画で語ってます↓
今年はすでに3月と6月に公演が決まっています。芸人のライブ感覚で公演を決めてしまっているエンニュイにしては先の予定があることは珍しいことです。
エンニュイらしさ、そしてエンニュイとしての創作環境を模索する年になりそうです。
僕は出演者が遊べるオープンワールドのゲームを目指して作っています。発生するイベントやメインストーリーは用意されているが、プレイヤーである出演者は、自分の感覚で自分のしたいようにそのゲームを遊ぶことができるのです。観客は生配信のゲーム実況動画を観ているイメージ。
出演者のことも観客のことも誘導しない。
これは僕がエンニュイをやる上で心掛けていることです。出演者から出るアイデアや演技も、観客が想像したイメージや視線の先も、技術さんのアイデアも、全てを誘導しない。出てきたものは全て作品の一部にする。するっていうと偉そうだな。全て作品の一部になる。ただ、さすがにズレすぎていて観客が混乱するというものはカットはしますが。本当に軽く整える程度です。
どうしても、僕的に入れたいことや、こういう動きをしてほしいという時は、一つの案として出します。選択肢として。何故なら、僕の出したアイデアが一番良いものとは限らないから。僕のアイデアがトリガーになって出演者のかたがめちゃくちゃ良いアイデアを出すのを期待しているところもあります。それでも、どうしても僕のアイデア通りにやりたい時はひたすらお願いをします(笑)
あと、心掛けていることは、公演直前だろうがどんなタイミングだろうが、僕のこだわりのシーンだろうが、出演者がプレイしづらそうだったら、そのシーンはカットする。カットするか、その出演者がやりやすいシーンに変える。台本より出演者を優先する。
稽古でも、本番でも、僕の中で一番大切なのは楽しいかどうかです。みんなで真剣にゲラゲラ笑ったり、みんなで真剣に入り込んだりしたシーンは必ず観客に伝染し、グルーヴが生まれる。ここで勘違いしてはいけないのは身内感とか内輪感とは違うということ。本気で真剣やればそれは内輪感にはならない。これは、肌感でやっているから文章では伝えられないんですが、エンニュイに出演してくれる方はそこの線引きが上手です。
誰でも、気軽に演劇をやれる世界になったら楽しいでしょうね。そうすれば、様々なお客さんが演劇に興味を持ってくれるんじゃないかな。
今年は、「売れたい」とたくさん言っていこうと思っています。演劇でどうなったら売れたとなるのかはわかりませんが、「海賊王になる」みたいな感じで、なんかワクワクしませんか? 「演劇王になる」って言おうかな。(笑)理屈じゃないことで動きたいんですよね。
何にも縛られずにワクワクしたいし、ワクワクさせたいんです。誠実とか不誠実とかそういうのは全然興味がなくて、ワクワクにしか興味がないんです。このご時世に演劇やっている人間でこんな発言ヤバいですよね。でも、夢見せたいし、夢見たいんですよね。
僕が考えたものは所詮ただの台本。ただの紙切れです。公演のライブ感に勝るものはなにもない。あ、これはあくまで僕の好みですからね。考え尽くされた戯曲や演出、その世界観を一丸となって具現化させようとする行為なども素敵だと思いますし、面白いです。というか、その人たちのこだわりがあればどんな表現の仕方でも素敵だと思うし自由です。それを踏まえた上で、僕は一丸とならずにバラバラでも良いから出演者や技術さんがみんな楽しく、活き活きできるオープンワールドゲームを作ります。そして「演劇王」になります(笑)
これを読んで、エンニュイの公演が気になった貴方! 3月に公演ありますよ。一緒にライブ感味わいましょう。毎公演違います。生きてます。それは、貴方のその日の体調やメンタルでも変わるでしょう。誘導しないので、自分の好きな楽しみ方で観劇してください。(完全な自由は不自由だと思っているのである程度、最低限は誘導しますけどね。誘導されないと楽しめない方もいるので、完全に置いてきぼりにならないように)
今年も、ワークショップもやります。演技とかを教えるやつじゃないです。カラオケとかバッティングセンターみたいな感じで誰でも演劇できる場を作ります。
まあ、要はなにが言いたかったかというと、今年も好き勝手に創作しまくるので、適当に好き勝手に観に来てくれよってことです!
今年僕と創作をしてくれる方、関わってくれる方、一緒に演劇を楽しみましょう。それが貴方にとって演劇と呼ばないのならなんでもいいです。一緒に楽しめるなら。
※(この記事に書いてあるのは僕の考えであってエンニュイメンバー全員の考えではありません。エンニュイはそういうことは共有したり統一したりしていないので、みんなバラバラな考えや志を持っています)
今年も長谷川優貴とエンニュイ、そしてたまにクレオパトラをどうぞよろしくお願いします。御贔屓に。
【エンニュイとは?】
長谷川優貴(クレオパトラ)主宰の演劇組合/演劇をする為に集まれる場所 。
名付け親は又吉直樹(ピース) 「『アンニュイ』と『エンジョイ』を足した造語であり、 物憂げな状態も含めて楽しむようなニュアンス」
2022年11月に新メンバーを加えて、組合として再スタート
メンバーの経歴は様々。
青木省二 市川フー zzzpeaker 高畑陸 土肥遼馬 二田絢乃 長谷川優貴
エンニュイYouTube
【告知】オンラインSHOP「色彩マーケット」にて、クレオパトラ20周年単独公演の配信動画+動画ダウンロードを販売中!
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台本のデータ販売も開始しました。
クレオパトラInstagram
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■クレオパトラオフィシャルサイト
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クレオパトラ第11回単独公演『散文的な景色、詩的な歩行』
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