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大人になるともう成長しないんじゃないか。ってか、そもそも成長するってどういうことなのか。

大人、しかも40歳にもなると、人生も夕暮れ「さすがに、もう成長しないんじゃないか。」「あとは、このまま緩やかに下っていくだけの人生なのか」と頭をよぎったりすることもあったりなかったり。

であれば「下っていく角度をなるべく緩やかに、そしてなるべく楽しく下っていこう」と割り切ったほうがラクなんじゃないか思ったりもしつつ、「そんな人生になんの意味があるのか!俺は違う!無駄に生きるくらいなら熱く死にたい!」

と憤っているフリをしてみるものの、実際のところは、仕事終わりに毎日サウナに立ち寄りひと汗流し、帰宅後にはストロングゼロを飲んでグズグズに酔って寝るのが日課になっている時点で、下りエンジョイモードにだいぶ入ってる感は否めない。増税前に駆け込みで全巻一気買いした「キングダム」もマジ最高で、もう3周目に入った。何周でも楽しく読めそう。

それはそれで幸せな人生。なんだけど、それでも、それでもだ。まだ成長したい、という気持ちは失っていないし、失ってはいけないような気がする。

ってか、40歳とか関係なく、そもそも大人って成長すんのか、成長ってどういうことなのか、あたりのもやもやを抱えて生きているおじさんが最近本から得たヒントみたいなものをまとめていきたい。


結論、大人になっても成長する

結論を先に書くと、「大人になっても成長する」が回答で、本日のnoteの引用元はすべてこちらの本になります。

5年ぶりくらいに読んだら、おおおー、すげーわかったという衝撃があったので、その衝動をもとに書いてみようかと思った次第。

課題(≒能力)の2つの種類

まず、成長して乗り越えるべき課題には2種類あることを理解しておく必要がある。それは、技術的な課題と、適応を要する課題、の2種類。

そのうち、「適応を要する課題」は、知性レベルを高めて、思考様式を変容させないと対応できない、とある。

リーダーシップ論の研究者であるロナルド・ハイフェッツは、人が直面する課題を二つに分類している。本書でここまで述べてきた内容をおさらいするうえで有益なので、その分類を紹介しよう。ハイフェッツが言う二種類の課題とは、「技術的な課題」と「適応を要する課題」である。技術的な課題は、かならずしも簡単とは限らないし、重要でないとも限らない。盲腸の手術を成功させたり、不具合で前輪が出ない旅客機を無事に着陸させたりするのは、おおむね技術的な課題だが、手術台の上の患者や飛行機の機内で脅える乗客にとってはきわめて重要な任務である。
(中略)
しかし、あなたが今日と明日の世界で直面する課題の多くは、既存の思考様式のままで新しい技術をいくらか身につけるだけでは対応できない。そうした課題をハイフェッツは「適応を要する課題」と呼ぶ。この種の課題に対応するためには、知性のレベルを高めることによって、思考様式を変容させなくてはならない。  
ハイフェッツに言わせれば、リーダーが犯す最も大きな過ちは、適応を要する課題を解決したいときに技術的手段を用いてしまうことだ。適応を要する課題に立ち向かっているのに、その課題が技術的な課題だと「誤診」し、目指している変化を起こせないケースがしばしばある。適応を要する課題を解決したければ、適応型の(つまり技術的でない) 方法を見いださなくてはならない。

今まで、自分の持っていた「成長」のイメージは明らかに「技術的」な成長で。マネジメントも経営も、知識やスキルを反復練習で落とし込んで、自分の中での再現性を高めていく方法を通じて成長させていくものだ、というような暗黙の前提があったので、課題に2種類ある、という視点は、大きな気付きになった。

2種類あることがわかっても「適応を要する課題」って何なのか、知性レベルってどういうことなのかがよくわからないので、もう少し補足していく。

大人の知性の3つの段階

大人の知性には3つの段階があって、以下の図の通り。

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グラフが平坦と急上昇を繰り返すのは、知性が発達するときは、しばらく停滞して、一気に上ると。また線が細くなっているのは高レベルに達する人が少しずつ少なくなるこをと表しているとのこと。各段階の特徴は以下の通り。

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最高レベルの「自己変容型」はさておき、「環境順応型」と「自己主導型」の部分はめちゃくちゃわかる。自分もそうだったし、完全に自己主導型に乗ったのはここ2~3年な感じがする。周囲からアドバイスや意見をもらうと、全部応え「ねばならない」と思っていたりして、とにかく価値基準が外側にあった感があって、振り回されまくっていた感。

一方で、「自己変容型」の記述はなに言ってるのかちょっとよくわからないので、自分は少しもカスってない感がある。

ちなみに、最高レベルの「自己変容型」に到達するのは1%未満とのこと。

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どうすれば、知性レベルが高まるのか。

3つレベルがある、というのがわかっても、どうすればレベル上がるかわからないと、成長できない。

ちょっとむずかしいんだけど、「認識を変える」っていうのが、そのカギとのこと。

三つの知性のレベルは、それぞれ明確に異なる世界認識のアプローチをもっている。それぞれの認識アプローチにおいては、なにを主体と位置づけ、なにを客体と位置づけるかという均衡が取れている。世界認識のアプローチを進化させたければ──言い換えれば、本書で言う「適応」を成し遂げたければ──その均衡状態を崩し、それまで 認識のレンズ だったものを 認識の対象 に変えなくてはならない。
ものを認識するときに自分が使っているレンズやフィルターそのものを認識できるようになれば、すなわちそれまでの自分の認識システムをも認識の対象にできる大きなシステムを築ければ、認識能力のレベルが一段高まる。知性のレベルを高めたければ、認識プロセスの主体だったものを客体に移行させ、それに 支配される のではなく、それを 支配する(コントロールし、活用する) ようになる必要がある。

自分の場合、このレンズやフィルタが「パースペクティブ」や「パーセプション」と同様の概念なんじゃないか、と捉えられたことでマーケティングの知識とつながって、一気に理解が進んだ。パースペクティブについては以下の本読むと理解できるかと。

人が変われない理由も「レンズ」や「フィルタ」を認識できていないから

本書の題名は「なぜ人と組織は変われないのか」なんだけど、人は自分を変えることができないのはなぜなのか?というのがテーマで。

最近の研究によると、食生活を改めたり、もっと運動したり、喫煙をやめたりしなければ心臓病で死にますよと専門医から警告されたとき、実際にそのように自分を変えることができる人は、七人に一人にすぎないという。

引用の通り、命に関わると言われても、自分を変えることができない。その理由が先述の認識システムにあって、自分が把握できていない、無意識のフィルタやレンズによるもの。

その無意識のフィルタやレンズを認識させ、客体として捉えられる範囲が広がることが知性レベルが上がる、ということで、そのためには、自覚できていない無意識の防衛反応を可視化していくことが有効で、それが免疫マップという本書のキモとなるものだと。

レンズを認識させ変容を促す手段:免疫マップ

なぜ人は変われないのか。それは、自分で意識できていない、強力な固定観念が無意識的な裏の目標を作り、改善したい自分にブレーキをかけるからだと。

以下の免疫マップの具体例を見ると、しみじみわかると思う。

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この「3:裏の目標」と「4:強力な固定観念」は、この人にとっては無意識にあって、自覚できていないレンズ。このレンズの存在を認識し、自分の支配下におけるようになることが知性レベルを高めることだと。

詳しくは本書で。

繰り返しになりますが、本日のnoteの引用元はすべてこちらの本。

題名と「免疫マップ」のインパクトが強すぎて、成長段階の話が書いてあったのをまるっきり忘れていたようで、あらためて再読したら発見多かったです。

昔読んだけど内容を忘れてしまった人、まだ読んでなくってざっくり内容をつかみたい人は以下の記事を読むと、わかりやすくまとまってます。

書いてるときに続編的な本も出ていることも知った。今読んでいてとても良い。近いうちにまとめたい。

毎週note書いてます!

※今回は、10月13日(日)~10月19日(土)分の週報になります。


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