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なかなか読み解けぬ『兎、波を走る』を二度観て。

 気の張る劇評を書き終えて、再校を読んでいます。

 急に昨夜、細部で確認できていない部分が気になり、今日のマチネに行くことに。明日は月曜日で休演、火曜日の午前中が再校の戻しなので、今日行く以外に選択肢がありませんでした。
幸いなことに、今日の席がなんとか確保できて、初日以来二度目の観劇になりました。
 舞台に余裕が出てきたのはもちろんです。野田作品に絶対に必要な遊びの部分を、秋山菜津子、大倉孝二、山﨑一が担っていて、深刻きわまりない題材ですが、笑いもあり、平行線が取れてきたように思います。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。