#父と父の不倫相手のことを思い出す話
おはようございます。haseです。
さて、今日は家族の話でもしようかな。
私の父は、かれこれ十数年前に亡くなっています。
自殺だろう、とのことでした。
父が亡くなるまでの間、私たちの関係はあまりいいものではありませんでした。
それが数年間のことなのか、私が生まれた瞬間からずっとなのか、もう今となってはわかりませんが・・
父は、何度か私たち家族を捨てました。
捨てて女の家に転がり込んでいたこともあるし、借金をして私たち家族が遠くに引っ越さざるをえない状態にしたこともありました。
私なんかは、「早く死ねばいい。」「娘でもなんでもない。」と言われたことがあります。
娘でもなんでもない、か。
一応血は繋がっているんですけどね。
離れている期間が長すぎて、記憶がなくなったのかな。
なんて思いながら、しっかり傷ついていました。
大学を辞めたのも、父が働かなかったから。
当時弟も義務教育を受ける年齢で、お金が必要でした。
だから大学を辞めて、公務員試験を受けました。
父に対しては、怒りと憎しみと、憐れみだけを抱いていました。
お酒を飲んで暴れる。日本酒の瓶を投げる。煙草を吸う。
その姿を見ながら勉強をして、なんとか入庁できたわけですが。
この期間中、父や父の親戚から、やけに公務員になることを反対されたんですね。
父は、私が就職したら、今までみたいに母に対しても偉そうな態度がとれなくなるから反対してるんだろうな~。と思っていたんですが、父の親戚まで?と当時不思議に感じていました。
私が就職すると父を捨てるかもしれないから?と考えることもあったんですが、結局父の妻は私ではなく母です。
母は、優柔不断なところや、人をすぐ信じるところがあったので、父が「ちゃんとお酒もやめるし働く。」と言えば、「もう1回信じてみたい。」と言う人でした。
ずっとその繰り返しだったので、私も諦めていました。
じゃあなんで反対するのか。
父が初めて不倫をしたとき、私たち家族はここに住んでいました。
(もう時効ですが、一応伏せておこうっと。)
当時の話を母に直接聞くことは気が引けたので、母方の親戚に聞きました。
どんぴしゃでした。
父の当時の不倫相手と同じ職場になるかもしれない。
だから、反対したのか。
よくあるドラマだったら、きっと復讐をしたりするんでしょうね。
無事に採用されて、一番最初にしたのは職員名簿の確認でした。
結婚して名字が変わっているかもしれない。
下の名前も珍しいものではありませんでした。
とはいえ仕事が第一なので、仕事もきちんとしました。
そして、見つけた。
やっぱり結婚して、名字が変わっていました。
見つけるまでの間に父は亡くなるのですが。
父の不倫相手は、華々しい部署を転々としていました。
夫もしっかり働いていて、子どももいて。
私たちが欲していたものを持っているように見えました。
あなたの昔の不倫相手は仕事も転々としていて、亡くなるまでの間は無職でしたよ。
あなたはいいですね。貢いでもらえて。そのお金は、当時不倫を知らなかった母が、父に渡していたものですよ。
って教えてあげたかった。
父だって、最初は私たち家族が大切だったと思うんですよ。
いや、もう亡くなっているからわかりませんけどね。そう信じたいです。
全部壊れてしまいました。
母に対しても、父のどこがよかったんだろう、と思いますよ。
口だけは達者でしたから、だまされたのかもしれませんが。
と、そんな邪な理由で入庁したものの、なんだかんだずるずる働いてしまいました。
ひとりで何業務か担当していたので、なかなか辞められなかったんですよね。
それに、彼女と一緒に仕事をすることもできました。
彼女は気付いているかわかりませんが、私は彼女のことはあまり好きになれませんでした。笑
人に対する好き嫌いは激しいし、相手によって言い方や態度が強いですし。
私に対してですか?強かったですよ。
でも、彼女のそういう人となりが知れてよかったです。
「あ、父と似たタイプだ。お似合いだったんだ。」
と思えたので。
彼女は彼女で出世をしていくでしょうし、本当、なんのための倫理研修・人事評価なんだろうと思います。
仕事とプライベートは別物だということは理解しているものの、感情だけで話していいのなら、「ふざけんな。」です。
まあ結局在職中なにもしなかったんですけどね。
ドラマのようにはいかないものです。
仕事も忙しかったですし、正直そんなことをする余裕もありませんでした。
なんですかね、いい人だったらあら探しとかをしたんでしょうか。
母には伝えていません。
母はすぐ人を信じるくせにメンタルは強くないので、こんな話をしたら卒倒しそうですし。
人を信じるって素敵なことだなって思いますけど、母の場合は信じる+期待するだから、しんどいんですかね。
私は「信じて」って言われたら「あー、うん。」って言うけど(ひどい笑)、守られるとは期待してないんですよね。
父が、「もうお酒はやめる」って泣いたときも、母は「信じるから」って泣いていたけど、私は「あー、うん。」って返事をしました。
「言うのはただだからね。これからやめるって宣言するんじゃなくて、お酒を断ってから「お酒はやめた」って言ってくれた方が信用できるけどね。」とも言った気がします。
こういうところが、「娘でもなんでもない」って言われてしまう要因かもしれませんね。
と、長くなってしまいました。
これでも、亡くなって数年は、父の命日に思い返しては、どこかでやり直せたのかなって考えることもあったんですよ。
とにかく父の当時の不倫相手と仕事をしてからというもの、考えることも思い出すことも少なくなってきました。
そして、退職する決意もして。
なんでしょう・・ようやく自分の人生を送れるっていう前向きな気持ちになっています。
念願の大学入学も果たせましたし。
なんだか文章にまとまりがないですね。
そろそろ勉強しようと思います。
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