なぜ農業なのか?価値観の変化①

今後就農に向けた活動をしたときに、必ず「安定したサラリーマンから、なぜ農家に?」と質問攻めに合うかと思いますので、整理のnoteとして。
(長くなったので2部制に)

よくある価値観の変化だと思いますが、20代の頃は全く農業や自然を見向きもしませんでした。
やりたいことが別にありましたし、漠然とした都会への憧れと夢と目標のために、北陸から脱出して東京でIT関係等の仕事をしました。
結果、学生時代に目標としていたことは達成できたと思います。東京のイケてる美味しいお店に行ったり、貴重な経験を得ることができました。

ただ、高いお店にいったとしても、必ずしも「味」の面で満足度が高かったかというとそうでもなかったり。舌が庶民的なのかもと思いましたが、実は海とか山に近い実家で食べるお刺身や野菜のほうが、自然豊かで採れたてのものが食べれて美味しいのではと気付きがありました。

また、妻がパワースポット好きのため、いろんな神社に行ったり、ついでに温泉旅館に行ったりするとその地域の自然や食文化に魅力を感じるように変化していったと思います。(あと北大路魯山人とかNHKのEテレでやってるベニシアさんややまと尼寺精進日記等のドキュメンタリーの影響も)

最終的には、自分が住んでいた時に微塵も興味の無かった北陸地方が、じつは最も食文化が豊かで少し車に乗れば温泉もあり、自然豊かで文化が豊富な最強地域なのでは?と思い、移住(Uターン寄り)した次第です。

ところがそれなりに安定した企業に就職でき、このまま一生働くのかなとも思いましたが、いざ働くと心のモヤモヤがあり。
というのも、移住したけどもやってること(サラリーマン)が東京と変わらないなと。休みの日は物凄く充実しているものの、せっかく移住したのに、毎日死んだ魚の目で遅くまで働いたりするのがちっとも幸せじゃないなと。

ということでその後の決意に至るまで2部に続く。。はず?

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