見出し画像

【転職】【就職】元大手面接官が求めた人材とその理由

今回は私自身の転職や面接官として採用の経験について書こうと思います。このコロナ禍で自分の立場が危うい人、意思をもって思い切って転職にチャレンジする人などいろいろいるとは思いますが、少しでもお役に立てればと思います。
私は昔、大手の会社の面接官を2,3年やっていました。もちろん、当時はまだ若く、中堅よりも下くらい、どちらかというと新入社員に近い立場といえばよいでしょうか。そんな私が将来会社をやめ最終的に海外の会社に就職し海外で住むことになろうとは当時は全く思っていませんでした。なので転職をする人の勇気、希望、不安もわかりますし、面接官が求める人材についてもある程度はわかります。ここではテクニックも含めあなたが進もうとしている会社の面接で求められているものについて書いていきたいと思います。

転職の3つのタイプ

・今の会社や環境が嫌になって転職するタイプ
・キャリアアップのために自分から転職するタイプ
・引き抜かれて転職するタイプ

だいたいこの3つになります。そしてこれを読んでくれている多くの人は1番目にあるいは1番目と2番目が合わさった転職ではないでしょうか?
3番目の引き抜かれる場合は問題はありません。幸せな話であって自分もいつかそうなれたらいいなと思いますが実際はそんなに甘くありません。

転職はチャレンジ精神が必要

転職は多くの場合チャレンジです。私自身、大手の会社を辞めるのにはもの凄く勇気が必要でしたし、今までの安定を捨て、これから起こりうる未知の不安を考えると夜も寝れませんでした。
でも、現在の私だからこそ言わせてもらいます。大丈夫です。
ただし、悲しいですが現在の私が決して成功しているわけではありません。では何が大丈夫なのか?それはあなたがこれから就職することになる会社は少なくともあなたを必要としているからです。そして、思っていたものと違う部分もかなりあると思いますが、それは人生のキャリアアップです。考えてみてください。大きな会社ならなおさらですが、どんな年上の人であろうとひとつの会社の文化しか知らない人より転職するだけで考え方だって常識だって一回り大きくなっているはずです。そして自己肯定感も上がっているはずです。なぜなら自己肯定感がないと転職自体できることではないからです。転職やチャレンジが人間力を高めていきます。これは間違いありません。

面接官はすべてわかっている

私の経験上、転職理由はもちろん外せませんがそんなに重要ではありません。なぜならば、私自身も就職活動で転職理由をかいた経験がありますし、新卒で就職活動を経験している人はわかるかもしれませんが、多少の差はあってもおおむね皆同じです。ネガティブな理由を書く人はほぼいませんよね。そんなネガティブな転職理由があったら私なら逆にもっと聞きたくなるくらいです。転職で業界が同じならあなたのスキルはどの程度かはおそらく面接官もわかっているはずです。つまり、履歴書などでよほど輝かしい経歴がない限り、大差はないといってよいでしょう。

では面接官は何をみる?

私が昔、面接をするにあたって上司に言われたことがあります。
「一緒に仕事をしたいと思う人を選べ」
です。まさにこれに尽きます。この一言伝えるために今回このブログ書いたといっても過言ではありません。おそらく、大企業、中小企業、公務員、個人経営、すべてに共通します。新卒の場合なら特に個人のスキルは必要ありません。転職の場合ですら新しい会社は知らないことだらけです。面接官は入社後のあなたを想像してみています。極端な話、たとえ相当なスキルを持っていたとしても会話成立しない人は採用しませんよね?私の業界の場合、その人のやる気とは関係なしに向き不向きがあるのでその人の将来を考えて泣く泣く不採用にしたこともありました。それくらいあなたの事を考えています。

一緒に仕事をしたいと思われるにはどうしたらよいか?

そのためには面接官、会社が何を求めているかを考える必要があります。スキルに関して言えば、新卒の場合はスキルを育てていくのが前提ですので問題ありません、一方、転職場合、即戦力も期待されているのである程度のスキルが必要だ思いますが、前述したようにすでに大体わかっています。では、何が必要なのか?結局のところその人の性格です。面接官や上司だって所詮人間です。あなたといつかお酒を飲みたいと思っているはずです。その時に採用して良かったなと思いたいじゃないですか。私の理想は「自信があって人に媚びないけど信頼できる元気で面白い人」です。頼もしいじゃないですか。でもそんなのなかなかできませんよね。

私の場合ではありますが、面接の中で重要視していた部分をあげます。

・服装
・元気と落着き
・コミュニケーション能力
・ポテンシャル
・粘り強さ
・面白さ

これらを面接という短い時間で感じられるかにかかっています。面接官側も短い時間でこれらを探らなければなりません。逆を言えば、この短い時間でこれらを魅せることができれば本来の性格関係なしに採用されます。しかし、これらは一朝一夕でできる話ではありません。本来の性格と違うと思ったらその部分を徹底的に準備してください。

面接の極意

自分を会社に選んでもらおうと思わないでください。逆に「この会社は自分に選んでもらえてラッキーだね。」「自分を選ばなかったら会社はきっと損をするよ。」と思いながら準備をして面接をしてください。その考えが、自信と落着きを生み出します。

これから転職、就職をお考えの皆さん、人生のキャリアアップ、是非頑張ってください!皆さんの輝かしい未来に幸あれ!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?