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食育とは?栄養士の先生と面談をしてきました

9月から通常給食再会やったー!

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と思いきや
2日に一回の小麦が主食の献立にびっくらこいた

そんな訳で9月9日に
学校栄養士の先生と面談をしてきました。

(面談は栄養士さん、担任、教頭先生と3対1でした)

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ちなみに、昨年度の9月の給食はこちら

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麦ご飯が主な上に小麦が少ない!
素晴らしい!と当時は思っていましたね…


でもって今年9月の献立がこちら
(ハヤシライスに間違えて線ひいてもうた)

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給食が19回のうち10回が小麦が主食の内容でした

これに関しては先に言っておくとオチがありまして

ここまで小麦が主食だった理由として
学校給食会で確保している小麦を使いきらなればいけないのと
教育委員会から週2〜3の頻度で小麦を主食にするよう
通達がきているからとの回答でしたが
実は月に2〜3回?というのを読み間違えていたらしく
今回の献立になったそうです

誰しも間違いはある中
面談後すぐに連絡をくださり
「謝らなければいけないことがあります」と
仰っていただけたのには誠実さを感じました

佐倉市は自校式給食で栄養士さんの采配が大きいからこそ

アイタタタ、、という氣持ちはありましたが
来月からは米飯中心の給食になることを願います

そして実は今回の面談のメインは小麦についてではなく
実際に栄養士の先生の食に対する考えをお聞きすることでした
(今回話さないでおこうということも色々と話しましたが)

栄養士の先生としては
給食というのは食への
様々なことを勉強する時間であり

様々な国の料理を知ること
色々な料理のバリエーションを知ること
お家では出ないような食材が出てくること
苦手なものや珍しい食材など
そういったものを一口でも食べてみようね
という学びであり
パンを推進しようという訳ではない

との事でした

この考えを聞いて納得した部分と
モヤっとした部分がありましたが
このモヤっとした部分は今は言うべきではないと思い
その場では上記の考えに対して納得したとお伝えしました

(そもそも信頼関係の構築すらしていないので、いまこちらの意見を言っても否定的に捉えられる可能性があると判断しました)

モヤッた理由はここに載せるべきかどうか迷いましたが

いずれ栄養士の先生にはお伝えする予定なので
その時の事前練習として記しておきたいと思います。
(いつになるんだ…)

これは私の完全なる個人的な考えですが
まず、食育基本法において

食育は

【生きる上での基本であって、知育、徳育及 び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関す る知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育 てる食育を推進することが求められている。もとより、食育はあらゆる世代の国民に 必要なものであるが、子どもたちに対する食育は、心身の成長及び人格の形成に大 きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんで いく基礎となるものである。】

と、されています。

知育、徳育及び体育とは三育と呼ばれておりこの3つのバランスが育まれるよう明治維新より日本に教育の一環として入ってきました

知育・・・思考力や判断力、発想力といった知的能力や知識をつける教育
徳育・・・社会(その国、その時代)が理想とする人間像を目指して行われる人格形成の営みを培う教育
体育・・・健全な体をつくる教育

※徳育に関しては考え古っ!と思っています。個性を伸ばすのではなく社会が理想とする人物像に道徳などの授業を通して大人が誘導していくのはいかがなもんかなぁと

この三育以前に基礎となるものが
食育であるとしっかり法律にも明記されているんですよね

これ読むと、もう今の日本の食の現状って
若干、法律違反じゃない?と心の中でツッコむよ、わたし。

冗談はさておき、まぁ上記のように食育って要は

生涯私たちが健康で幸せの暮らせるために
すっっっっっごく大事だよね
特に心身の発達や人格形成に大きな影響があるから
ちゃんと教えなきゃいけないよね
ってことだと思うのです

そんな
食育を伝える学校給食法でも

(学校給食の目標)
第二条 学校給食を実施するに当たっては、義務教育諸学校における教育の目的を実現するために、次に掲げる目標が達成されるよう努めなければならない。
一 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
二 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を 培い、及び望ましい食習慣を養うこと。

と記されており

第三章 学校給食を活用した食に関する指導では

第十条 栄養教諭は、児童又は生徒が健全な食生活を自ら営むことができる知識及び態度を養うため、学校給食において摂取する食品と健康の保持増進との関連性についての指導、食に関して特別の配慮 を必要とする児童又は生徒に対する個別的な指導その他の学校給食を活用した食に関する実践的な指 導を行うものとする。この場合において、校長は、当該指導が効果的に行われるよう、学校給食と関 連付けつつ当該義務教育諸学校における食に関する指導の全体的な計画を作成することその他の必要 な措置を講ずるものとする。

と記載されています

つまり何が言いたいかって言うと


給食を通して各国の食事や様々な食材に触れること
食べることってとても大切な事だとは思うけれど

海外の食事に触れる前に

日本食の大切さ
日本の食の現状
食料廃棄が多い事や添加物や農薬、遺伝子組み換えやゲノム編集が
体にどのような影響があるのか
食品表示の見方、選び方
私たちの体も心も食べたもので作られることを

食の安心・安全を確保した上で
伝えていかなければいけないんじゃないかということです


1日のうちたった1食でしょ、と言う人もいるけれど
その1食を6年間いただく事や
その1食で命を繋いでいる子どももいるのが
今の日本の現状です

たった1食でも、その1食に子どもの生涯の健康と
命が繋がれていることは間違いありません。

文科省や教育委員会からの通達に沿わないければいけない
限られた金額や監査の基準の中でやらなければいけない

それはもちろん分かるし
何百人という児童を抱える栄養士さんが
アレルギーなどの様々な疾患を持った子どもや
保護者の意見を汲み取りながら献立を考えているのも理解しています

しかし子どもたちの発育・発達が重要な時期をお願いするからこそ

子どもたちに「○○だから仕方ないんです」という
先生たちの背中を見せて欲しくないと、私は思います

そのためには先生たちの言論の自由がもっと認められるよう
より働きやすい環境にする事が大事なのかなと感じています

これは給食を改善するための重要な要素になってくると思うので

一保護者として食育講師として
自分に何ができるのかはまだハッキリしていませんが
今後も先生方と関わり持ちながら
学校給食に関して活動を続けていきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました


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