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十二運星〜養・赤ちゃんの星〜

ついにこの時が来た。

この地に生まれ落ちる瞬間が来た。僕が、わたしが決めた一番最初の挑戦だ。


出産というのは、母親だけではなく、赤ちゃんにとっても命懸けのもの。子宮の収縮によって赤ちゃんへの酸素が一時的に減少することで赤ちゃんは苦しくなるという。誰に教えてもらうわけでもなく、本能で、体を旋回させながら、母親と呼吸を合わせて、二人三脚でこの世に誕生できる。 

無事にこの世に生まれ落ちること、それが赤ちゃんのとって一番最初の、命懸けの挑戦なのだ。


十二運星、2番目の星、

この世に生まれ落ちる恐怖と喜びと、愛されることを知っている星、『養』。


たくさんのことを覚えて、同時にたくさんのことを忘れて、大人になった今。叶うものなら、わたしには思い出したい記憶と感覚がある。

この世に生まれ落ち、この人を母親にしたいと決めた、その人の胸に抱かれた瞬間の気持ちと感触を思い出したい。まだ、まともに見えない目で、その人の顔を見上げてみたりしたのだろうか。柔らかな胸と、温かい手のぬくもりに安堵したのだろうか。


養を持っている人は、この生まれた時の母親の温もりをどこか感覚的に覚えているのかもしれない。だから、人に甘えること、頼ることは自然なことで、自分は愛されている、という感覚が身についているのだと思う。もし、養の星を持っているのに、なかなか人に頼ることができずにいたり、愛されることに怖れを抱いている人がいたら、目を閉じて、想像してみてほしい。

この世に生まれ落ちて、初めて抱かれたであろう母親の温もりと匂いを。きっと、あなたの心をほぐしてくれるはず。 


あなたは、愛されるべきひと。愛を受け取れるひと。

あなたは、勇気のあるひと。この世に生まれることを決めて、生まれ落ちることができた。それだけで奇跡。それだけで、100点満点なのだ。


養をもつひとの養の星の活かし方は、愛されることを怖れず、愛を受け取ること。笑顔で、「ありがとう。」を言って受け取って。あなたがそうすることで、宇宙の絶妙なバランスがとれるから。

あなたのチャーミングな笑顔を、みんなが待っています。



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