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十二運星〜衰・会長の星〜
視点が変われば、始点が変わる。ものごとをスムーズに進めるには、それにあった視点が必要だ。そのためには、集団の中で、一歩引いて俯瞰してみている人が必要だ。その人は、冷静な眼差しで、みんなの視点を一つの方向へ向ける力を持っている。
まとまらない会議。言いたいことを言う人、何も意見を言えない人。時間だけが、ただ過ぎていく。そんな時に、決断を下すところまではしないが、舵取りをして軌道修正をするのが上手な人がいる。冷静に、ドローンのように、全体を見渡してバランスを取る。実は、みんな、あまり気づいていない。そういう人がいるから会議が平和に進むことを。
十二運星、8番目の星、
知識と経験を蓄えた、思慮深さを持ちながら、それをひけらかすことはない。ニュートラルな雰囲気で、広い視点を持つひと、『衰』。
衰という星は、企業の会長と比喩される。帝旺が社長だとすれば、現役を引退した後に、知識と経験を活かして相談役として会社を見守る最後のポジションだ。そのポジションにつくには、知識、経験、実績だけでは足りない。
一番必要なことは、衰のひとが持つような、人を感情でジャッジしない冷静でピースフルなマインドだ。
衰の星を持つひと。あなたの人生のテーマは『視点』だ。ドローンのように俯瞰しているあなた。みんなを優しい眼差しで見守る会長のような視点。
前へ前へという前進力はないが、衰のひとは居てくれるだけで安心感を与えてくれる。相談するなら、信頼できるこの人だ、と頼りにされることも多いだろう。
イベントの場でも、中心に入ることはなく、少し離れたところから、
『みんな楽しそうで何よりだ。みんなが楽しいそうならそれでいい。それがわたしの喜びだ。』
と、静かに見守る。
そんなあなたもたまには自分の内側に視点を向けてみて。自分の外側の出来事は、自分の内側の出来事の現れにすぎないことをあなたは知っている。感情が揺れ動いた時は、そんな自分の心に視点を向けることを忘れないでほしい。
あなたのその、静かに場を仕切る調整力に心から感謝します。
ご意見番の会長さん、あなたがいてくれるから安心する。ただいてくれるだけでいい。
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