見出し画像

併読バトル 短編集×長編

私は基本的に併読をしないタイプに人間で、自分もしないから推奨もしない。

なぜなら、確実にどちらかの本に偏るし、確実に片方に重きを置いて読んでしまうからである。

でもどうしても併読を迫られるときだってある(主に仕事のせいで)。

だったら、併読を推奨しないし、できたらしたくないと思っている人間が改めて併読というものに挑戦したらどうなのか??

例えば、短編集×長編、例えば、長編×長編、例えば、短編集×短編集、例えば、エッセイ×小説。

併読するならどの組み合わせが(自分の中で)ベストなのだろう。

そんな実験めいたことを、あくまでも個人の見解ですけれどやってみようと立ち上げました。

上記のような大まかな組み合わせの検証が終わりしだい、さらに細分化して検証してみようと思います。

例えば、ミステリ×ラブストーリーや、SF×時代小説、歴史小説×ファンタジーなど。

けれどあくまでも個人の見解ですので、娯楽として読んでいただければ幸いです。


併読バトル 一回戦

短編集×長編  勝者・短編集

短編集→翻訳本格ミステリ 長編→日本の現代作家による本格ミステリ

短編集の長所・・・一冊の中で何個もおわりがくるの区切りやすい。出先などで読むには、センテンスが短いものだと終わりが見やすくて快適。

短編集の短所・・・区切りがいくつもあるので、集中力が切れやすい。がっつり本が読みたいときには向かない。

長編の長所・・・がっつり本が読みやいときは絶対に長編。長く物語に入り込めて、物語が続くという快感がある。

長編の短所・・・長すぎると中だるみがあったり、途中で飽きてくる可能性がある。集中して読めるけど、一度途切れると戻って来づらい。

第一弾は「短編集×長編」。

ページ数が短編集は500ページ弱で、長編が600ページ弱なので、ページの差は100ページ弱ぐらい。

今回の勝因:短編集の一つ一つの物語のテンポが良く、長編のスローペースな物語運びよりも展開が早いことに食いついてしまった。

どうしても短編集は一つの物語が気に入ると、そっちへ偏る傾向にあり。

今回はジャンルが同ジャンルが故に、事件そのものへの興味の対象の針が振り切れ方へと、思うままに読んでしまった結果こうなったのかな、と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?