【閉店】横浜国立大学第一食堂を救え！

コロナの影響で大学での授業が減り各学食が時短営業となっているので目立たないが、第一食堂が閉鎖され、公募記事が出ている。伝統ある第一食堂を閉鎖して、新たな業者を募っているのだ。
第一食堂は、手作りの伝統ある食堂で、毎日日替わりメニューを工夫して提供していた。昔ながらの社員食堂や学生食堂は、勤務する人も長時間労働になり、運営もむずかしい。

特に素晴らしかったのは、カレーである。学生食堂の定番のカレーライスが、とても学食とは思えないクオリティで、しかも学食価格で提供されていた。この素晴らしさは、写真では伝わらない。本格的なスパイスが絶妙にブレンドされていて、奇をてらわない、王道を行く、まさに横国らしさが表れているカレーだと感動して涙した。

私は、学食や社食のカレーを食べて回る意のが趣味で、本場インドカレーも何度も食べた。全ての食べ物に精通しているわけではないが、学食や社食は、その学校や会社のカラーがまさに表れる場所だと思っている。
なぜなら、学校の主人公は学生で、会社の主人公は社員である。しかし、この主人公はどんどん入れ替わる。
特に学校を考えると、主人公はあくまで学生であり、先生ではない。学校は入れ物に過ぎない。そして、この入れ物が、先生、スタッフ、そして学食である。中でも最も良くその学校を表すのが学食だと私は信じている。特に、貧乏な学生が食べられる一番安いメニューは重要で、どこにでもあるカレーにはその学校のカラーがモロに表れる。
ケチって薄い黄色いカレーとか、濃すぎてルーの溶けていないカレーとか、奇をてらって福神漬けもついていないつんとすましたカレーとか、かなりスパイシーなカレーと。福神漬け取り放題はどこの大学でもあるうれしいサービスだ。コロナの影響でなくなったとしたら残念。
この横国の第一食堂のカレーは、まさに王道を行き奇をてらわない、ど真ん中で一つ上を行く絶妙な調整をしたまさしく横国らしいカレーだと思った。

疑惑：Youtuberの影響？
「スーツ第一食堂事件」
まず、ホリエモン餃子事件をおさらいすると、有名人のホリエモンご一行様に対してマスク未着用入店拒否した餃子店に、苦情電話が多数寄せられ、閉店に追い込まれたという、有名人の横暴事件である。
スーツ第一食堂事件は、横浜国立大学の大学生であり、鉄道オタク系Youtuberのスーツが学校案内をし、その際に第一食堂を酷評した結果、第一食堂が閉鎖に追い込まれたという事件である。
スーツは、第一食堂に一度行ったが、麺類の揚げ物が冷めていた。第一食堂の良いところはすいている事だけで、先生が利用しているが、学生達は第二食堂を使っている。自分は二度と行かないというものであった。
第二食堂は何かというと、生協が運営しているもので、工場で作ったものをどこの大学でもほぼ同じく提供している学食である。大きくアナウンスされていた担々麺はインスタントラーメンで、担々麺という割には全く辛くもない、量だけが多い一品で、原価はかなり低い。彩りのせいで見た目が美味しそうに見えるが。

スーツは鉄道には強いかも知れないが、学食については全く分かっていない。当たり前の事だ。そんなコメントに左右されて伝統が終わるなら、大学の判断はどうかと思う。しかし、学生が簡単にYoutuberに左右されるのは時代の必然かもしれない。横国の学生は賢いはずだが。鉄道オタクが学食について何も分かっていなくて当たり前じゃないか。
この素晴らしさを何も分からない人が、ただ有名人だというだけでつぶしてしまったかも知れないと思うと、悔し涙しかない。

第一食堂を存続できないでしょうか。

第一食堂を存続したい方、第一食堂の関係者の方、あのカレーを調合できる方、、、

あのカレーを残したい。ぜひご連絡下さい。

そして、なにより、ありがとう

ps. もし何か私の勘違いだったらごめんなさい。もしそういう場合にもコメント頂けるとありがたいです。勘違いであるといいのだけれどと祈りつつ。

【追記】

2020年末、コロナ時短で多くの学食が時短営業した中で、歴史ある横国の第一食堂は営業停止し、大学が食堂業者を公募しておりました。2021年春から第一食堂が再開したように見えますが、これは生協ですね。残念です。あのカレーはもう食べられない。以下参照

https://twilog.org/ynucoop