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レポ#38 碧南海浜水族館

2023年一本目のレポ記事は、ずっと行きたかった初訪問の愛知県にある水族館。2022年の一発目に書いた「行きたい初訪問水族館」でも挙げていたので、なんとか年内に無事達成。
昨年のちょいレポで書いた名古屋港水族館と東山動植物園に行った翌日、兄に車で連れて行ってもらった。小さいながらも満足度の高い水族館でした。

基本情報
場所:愛知県 碧南市
入館料:500円(大人、2022.12.24時点)
飼育点数:約300種4000点(水族館ぴあ2015より)

チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

半券タイプ。入館料の安さに驚く。

パンフレットはこちら☟

縦はA4ぐらいある大きめサイズ。四角の中には何が入るんだろう・・・
正解は見開きにありました。どれも素敵な要素。
さらに開くと館内図。大きく3エリアに分かれていて、わかりやすい導線。


水族館まで

スポーツ施設などがある大きめな公園の中にあります。
水族館の前の広場には存在感のある船。
40周年らしく、このようなデザインの旗がたくさん飾ってあった。
建物全体はこんな感じ。
チンアナゴ&ニシキアナゴがお出迎え。
うまく言い表せないけど、祖母が入所していた施設を思い出すような、悪くない意味で"水族館っぽくない"受付だった。
受付のすぐ後ろに、もう生き物が。
ニホンイシガメの赤ちゃん。甲羅に番号が書いてある。


生き物展示エリア

大きく「生き物展示エリア」「ビオトープエリア」「科学館エリア」に分かれている。まずは訪問のメインの生き物展示エリアから。

季節展示・入口近く

水族館エリアの前には季節展示。ちょうどワールドカップが開催されていたので。
サッカーボールとルリスズメダイ。
隣には熱帯魚水槽。
スノーマンと真っ赤なアカマツカサ。
メガネモチノウオ。
こちらも期間限定の企画展示。
いろんな生き物の透明標本が並んでいた。


大水槽

大水槽がある部屋に入った床の魚デザイン。こういう装飾見るのも好き。
おそらくこの水族館で一番の大水槽。三河湾と伊勢湾で見られる生き物が中心に暮らす。
魚の群れ。
アクリルの厚さがわかる展示。
ヌシのようにたたずむチャイロマルハタ。
大水槽は2019年にリニューアルしたらしい。きれいな水槽でした。
クリスマスの1か月前ぐらいだったのでツリーの飾りが。
熱帯魚水槽、魚名板もしっかりあって、見やすい高さ。
ヒレがきれいな、クロユリハゼ。
水槽には解説もついている。生物のオスの役割を知る度に、母が子育てをするのが”本能”というのはつくづく間違っていると感じる。
後ろのクリスマスツリーの光が玉ボケになってお気に入りの1枚。
クラゲ水槽の前にあった床装飾。
ミズクラゲの窓型水槽。
ミズクラゲは個体差があって観察に飽きない。
アマクサクラゲの稚クラゲもいました。
ハマクマノミ。水の透明感と言い、解説と言い、良い水槽が並んでいました。


骨のない生き物たち・冷たい海

大水槽の横に続くコーナーを2連続で。

骨のない生き物たちコーナーは、壁際に水槽が並ぶ。
大きく4分類できるんだなぁ。
半分埋まるトラフカラッパ。
半分以上埋まるオニダルマオコゼ。

ここから「冷たい海」コーナー。

迫力のあるタカアシガニが見下ろす。
面白かった展示。
「エビ・カニじゃないの!?ベスト3」という何とも興味深いランキング。
テレビ番組で見たことはあったけど、水族館で見たのは初?のアブラボウズ。
壁に寄りかかっていた。
横だけじゃなくて前後の動きもできるカニ界のエース(?)、タカアシガニ。
ミツクリザメの標本。特にサメが好きというわけでもないが、珍しいサメはテンションが上がってしまう。
トラザメの卵
の上に乗っていた、「生まれたぜ?」とでも言っていそうなトラザメ。
ふ化に12か月もかかるんだなぁ。
並ぶシマゾイ。こちらが見られている圧がすごい。
繁殖賞、初めて繁殖した水族館に贈られるんですね!
美味しいらしいタカベ。黄色い筋がきれい。
クエ。ホンソメワケベラもいたけれど掃除はしていなかった。


潮溜まりの生きもの

背景の風景が特徴的なコーナー。
知多半島にある野間灯台を表現した水槽。
魚名板を見ても名前がわからなかった魚。オヤビッチャかな・・・?
ヒイラギ!東海大学海洋科学博物館で見てからすきな魚。食べられるらしい。
クサフグの正面顔。
地域の特性を学べる良い展示でした。


暖かい海・サンゴ礁の海

インスタ風のフォトスポット。
この展示、楽しみ方を提案してくれる感じがすごく良い。
奥行きがある四角い水槽の雰囲気が、大学系列系の水槽に似ている。
モヨウモンガラドオシ。なぜ包まれている・・・?
住んでいる魚が入口近くにあった水槽と似ている。メガネモチノウオはこっちの方が大きい!
アミモンガラ。同じ系統だから当たり前かもしれないがマンボウ感がすごい。
スノーマンの装飾も入っていて楽しそうな水槽だなと思いきや・・・
暮らしているのは毒のある魚。
スノーマンが不憫に思えて仕方ない・・・。
熱帯魚水槽が続く。
スジモヨウフグ。


池や川にすむ生き物

お次は淡水魚コーナー。
川よりも名古屋城外堀で捕獲されたアリゲーターガーの方が大きくてびっくり。
この掲示も良かった、課題提起する視点も大事。
モクズガニ。特徴的なツメの”もふもふ”は撮れず。
小さな魚が星のように散らばっている。
星の正体は、きれいなアユ。
オオクチバス。別名ブラックバス。
外来生物の許可証まで貼ってある。ただ見せるだけでなく、考えさせられる展示ばかりで素晴らしい。
希少な魚。
ネコギギ。岩の下で休んでおり、うまく撮れなかった。


両生・ハ虫類

両生類と爬虫類コーナー。苦手な人ごめんなさい。
ドラゴンズベビー。日本で見られるのはここだけだそうな。クロアチアの天然記念物で、愛・地球博のときに寄贈されたそう。
岩に乗ってる!?
暗さでうまく撮れなかった。貴重な生き物が見れた。
オオサンショウウオ。
反対側には小さめな水槽。
アカハライモリ。
キラキラの水面から向かってくる。


ビオトープ

お次はビオトープエリア。

自動ドアから外に出ます。
顔出しパネルはザリガニだとカエルが立体的。
中には入れませんが、保護施設がありました。
中央には大きな池。
季節によって見られる生き物が違うんだろうな。冬はとても静かでした、春や夏が楽しそう。
秋の終わりで木々もきれいだった。



科学館

最後は科学館エリア。

生き物展示エリアが手前だとすると、奥に科学館エリアがあります。
リュウグウノツカイの置物。もしかして横になって一緒に写真を撮れるフォトスポットだった?
釣りの要素で遊びながら学べる仕掛け。
展示内容はけっこう学問的。
本やおもちゃが置いてあるコーナーも。
マッコウクジラの骨もあった。子どもたちがたくさんいて遊びながら学んでいて良かった。


グッズ

学びに力を入れている水族館なのであまりグッズはないのかなと思っていたら、オリジナルグッズが充実していた!3つ購入。

まずは実写のクリアファイル。サンショウウオが大きな口を開けているの良い写真だなぁ。
2つ目は40周年のマグネット。ドラゴンズベビーのデザインも唯一無二で良い。
何種類かある中から3つ選んでセットで売っているステッカー。防水加工みたい。
入れくれた袋もとってもかわいかった。

驚くべきはその値段。なんとそれぞれ200円で、合計で600円。クリアファイルやステッカーだけでそれぐらいすることもあるのになんて良心的・・・。


まとめ

これで名古屋近辺で行きたかった水族館は制覇かな?私たちの他には子ども連れしかいないのではと思うぐらいちびっこが多かった。生き物や自然について学べるイベントも開催しているようなので、地域に愛されている水族館なんだろう。解説も読んでいて「生きものって面白いな」と思えるものが多かった。学びを提供している水族館はいつまでも残っていてほしい。

途中にも水族館撮影に関する掲示あったけど、もっと本格的なテクニックもあった。マニュアルモードや忍者フードは初心者じゃ無理なんよ・・・。


2023年の抱負

毎年恒例にしたい、2023年に行きたい未訪問園館を挙げておきます。

・おたる水族館
・箱根園水族館
・のとじま水族館
・いおワールドかごしま水族館
・足摺海洋館「SATOUMI」

昨年は、1ヶ所以外達成できたので今年も叶いますように。


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