見出し画像

レポ#44 いおワールドかごしま水族館

4月の遠征は、鹿児島へ。飛行機のセールを狙って行こうと思っていたが、残念ながら取れず…でも気分はすっかり鹿児島行きになってしまったので、旅費は高くついたが"行きたいときに行け"精神で決行。
今回は、私の趣味に付き合ってくれる貴重な友人と行きました。この記事のトップ画像は私と友人ではなく、修学旅行生。平日に行ったので学生団体が3団体ぐらいいたけれどそれもまた思い出。

基本情報
場所:鹿児島県 鹿児島市
入館料:1500円(大人、2023.04.29時点)
飼育点数:約500種30000点(水族館ぴあ2015)

鹿児島の訪問自体は2回目だけれど、いおワールドかごしま水族館は初訪問。ジンベエザメがいる水族館は国内で少ないので気になっていた。
ちなみに「いお」というのは鹿児島弁で「サカナ」を意味するんだとか。

チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

なんと年パスを買ってしまいました。2回行けば元が取れるし、特典もあるからと購入。

パンフレットはこちら☟

よくある三つ折りタイプ。
館内は、5階建て。順路はわかりやすいんだけれど、構造は複雑に感じた。


水族館まで

鹿児島空港までは飛行機で、空港から鹿児島中央駅まではリムジンバスで約40分。公共交通機関でアクセスが良いのも、遠征には嬉しい。

鹿児島中央駅からは、バスか市電で行ける。せっかくなので路面電車に乗りたくて市電を選択。平日だったので、通勤する人でやや混んでいた。
分かりやすすぎる駅名「水族館口」で下車。
駅全体が水族館仕様になっていてアガる。
海に向かって歩いていくと、フェリー乗り場が見える。水族館のシルエットは特徴的なのでわかるはずなのに、全然見えなくて不安になる・・・。
駐車場のスタッフさんに聞き、フェリー乗り場を突っ切るのが早いと言われて向かいました。慣れた説明でみんな聞くんだろうな~と想像。
フェリー大きいですね!これで桜島に行けるので観光にはもってこいのスポット。
ありました!猫耳みたいな形がかわいい建物。


黒潮の海

館内に入って順路通りに進むと、まずはエスカレーターに乗ります。
エスカレーターから始まる水族館は間違いないのです(偏見)
上がった先は、いきなりどーんとジンベエザメのいる「黒潮大水槽」
低い位置を泳いでくるときもあって、目の前で見られます。
通り過ぎていくジンベエザメを4ショットで☟
他の魚と一緒に。
ジンベエザメの食事の時間を見ることができた。「ズズー」と水ごと吸い込む姿は大迫力。
この水槽でもう一つ見たかったのが「モノノケトンガリサカタザメ」
いました!底で休んでいることが多いなと思っていると・・・
アクリル側を泳いでくれた!すごい顔(顔じゃない)
大水槽の横は、せり出している構造になっていて魚たちを見上げられる。
けっこうな確率でジンベエザメも通りました!
トラフザメもいます。今回の訪問の目当ての一つだったトラフザメベビーは後ほど。
ぶれてるけれど、一緒に泳ぐ姿も見られて大満足!
このジンベエザメは10代目だそうで、2019年にやってきたそう。水槽の大きさから、5mより小さな個体が来て、5.5mになり前に海に帰すそう。
海遊館で見たジンベエと比べると、大きさは小さめですがジンベエザメならではの魅力は満点でした!ニヤつく私。


2階の水槽

黒潮大水槽の後は、南西諸島の海。
ルリスズメダイ。青が鮮やか。
大きなエビパラダイス。すごい活発に動いていた。
半球体水槽にいたチンアナゴ。
いおワールドかごしま水族館の魚名板、魚の名前が全てひらがなで書いてあった。小さい子でも読めるようになのかな?
テングカワハギ。模様がきれい。
なんじゃこりゃ!と思わず声が出てしまった。
エラブウミヘビといって、鹿児島の南にある「小宝島」で繁殖するらしく、食用にするそう。日本は広いなぁ。
右下のピンクは、ミナミウミサボテン。きれい。
サンギルイシモチ、初めて見たかも。
大きな水槽では、タートル・トークならぬ"タマカイ・トーク"が開催されていた。
レタスを食べる魚たち。
アクアラボには、ウミウシ研究所がありました。
信じられないかもしれませんが、これ全てウミウシの写真です
ウミウシの飼育は難しいと聞いたことがありますが、ものすごい数が居ました。白とオレンジの子キレイ。
のぼろうとするウミウシ。
ウミウシの飼育は難しいと聞いたことがありますが、ものすごい数が居ました。中くらいの水槽が4つぐらいと、この小部屋全部ウミウシです。
キイボキヌハダウミウシというらしい。聞いたことのない種類がたーくさん。
そして、界隈では有名な「沈黙の海」。何もないと言ってしまえばそれまでだけれど、これまで見てきた数々の生き物を思って見ると胸に迫るものがあります。


かごしまの海(4階)

2階からのエレベーターに乗ると、一気に4階まで上がります。
「かごしまの海」という名前で、鹿児島近辺で見られる生き物のコーナー。
アカオビハナダイ。オスとメスで模様がかなり違う。
火山がある地形での現象の解説。
サツマハオリムシ。ゴカイの仲間で、火山ガスが噴き出す場所で生息しているそう。
タギリカクレエビ。サツマハオリムシの管から発見されたそうだが、単独でも飼育できるらしく、サツマハオリムシとの関係はまだわからないそう。不思議。


展望ホール

4階からエスカレーターで上がったところには展望ホール。
桜島が目の前!天気がよくなかったけれど、晴れていたらもっときれいなんだろうなぁ。
休憩で飲んだバニラ味のミルクおいしかった。


深海・クラゲ

3階に下って、深海コーナー。
イッカクヒメセミエビ。ツノがかわいい。
深海コーナーの壁から始まるクラゲ回廊。
アマガサクラゲ。生きてる姿が見られるのは稀と書いてあった。
ハナガサクラゲ。春から初夏にかけて見られるクラゲ。口腕のねじねじがすごい。
アマクサクラゲ。九州の天草でよく見られる。
キャノンボールジェリー。ポップな色と形。
ミズクラゲ。クラゲの種類が多くて驚きました。


昼ご飯(水族館の果実堂)

館内にあるレストランでお昼ごはんを食べた。

「天文館果実堂」の姉妹店らしいレストラン。
黒豚カレーうどんをいただいた。メニューにはなかったこんにゃく・温泉卵・漬物がついてきてびっくり。ちなみに年パスがあればソフトドリンクが無料でついてきます。


1階の水槽

2階を経て1階へ下ると、ピラルクー水槽。
ワクワク発見広場に、お目当てのトラフザメの赤ちゃんがいました。
目の下あたりが少しずつ色が薄くなってきてる。生まれたてはもっと真っ黒だったそう。
卵殻も入っていました。まだ中に入っていそうなきれいな形。
ジンベエザメのモニュメント。フィギュアガチャにこれもあってすごい欲しかった。
屋久島から来たウミガメ。
端に向かって泳いでいた。
志布志有明町の養鰻業者の方から提供されたそうな真っ白鰻。地域とのつながりを感じて大変良い。

こちらの「ワクワクはっけんひろば」にいらっしゃったアルバイトだというおばさまに、赤ちゃんトラフザメや、もういなくなってしまったタガメの話を聞けたのが面白かった。


イルカ館

1階と通じているのですが、別棟のような感じでイルカ館がある。天井が高いプールだった。

この水槽は下からも見られて、パフォーマンス以外の時間も泳ぐイルカが見られる。
パフォーマンスやショーとは呼ばず「いるかの時間」としてイルカの能力や体のしくみを紹介する時間。
登場するのはハンドウイルカなのですが、とにかくジャンプが高い。
いろんな技を繰り出す。
ランディング。
お一人で4頭の指示を出しているのがすごかった。
6頭一斉のジャンプは大迫力!
大きい方を選ぶ場面。しっかり見分けができるんだなぁ。
目の錯覚はあるの?というコーナー。ジャンプだけではない能力にも焦点を当てていて良い。
モニターの映像に手話通訳がついてるのすごい。

開始前に、鹿児島のPR動画が流れたのですが、これが非常に良かった。鹿児島実業高校男子新体操部とのコラボで、一度聴いたら頭から離れないメロディー。


青空イルカウォッチング

水族館に行くまでの水路にイルカがいます。館内の「いるかの時間」のほかに、水路でのパフォーマンスもあります。

時間になったら、水路と通ずる建物の中からイルカが移動してくるはずだったのですが、この日は出てくる気分ではなかったようで、急遽バックヤードツアーに!?
水路と通ずる中を見せていただきました。貴重過ぎない?
水槽にいるイルカがご飯をもらう様子を真上から見られた。
大きな口を開けて魚を待つ。
おしいっ!
狭い水槽でも器用にジャンプ!
水路の奥にはマンボウも泳いでいる不思議。

水路のパフォーマンスも見てみたかったですが、急遽バックヤードツアーに変更するおもてなしでガッカリした気分は一切なく、むしろラッキーでした。かごしま水族館素晴らしいなぁ。


グッズ

グッズは、もらったものと買ったものがある。

まずはもらったもの。会社の福利厚生サービスでノベルティがもらえた。4つぐらいから選べて、ジンベエザメのハンドタオルを選択。
ここからは買ったもの。水族館おなじみのデザインのクリアファイル。どなたがデザインしてるものなんだろう・・・。
ステッカー、しおり、キーホルダー。しおりはジンベエザメとトラフザメのデザインを見て即決。キーホルダーは、銀座で開催されたイベント「旅する水族館」で見たときから欲しかった品。
最後はフィギュアのガチャ。1回200円。
クジラ、ジンベエザメ、ピラルクーが出ました。


まとめ

ジンベエザメが主役を張っているように見えるけれど、ウミウシやクラゲなども種類が多かったし、幅広く生きものたちがいたなと感じます。地域ならではの展示が満載の素敵な水族館でした。
独特な視点かもしれませんが、イルカショーのモニターに手話通訳士がいたり、ロッカーが100円で返却式だったり、ショップでSDカードが売っていたりがグッとくるポイントでした。
美味しい食べ物も多かったので、また来たいなと思います。

夜ご飯は、やっぱり黒豚!しゃぶしゃぶが絶品でした。「ながらめ」という貝の刺身も美味でした。
中でも一番は、きびなごの天ぷら。刺身でも食べたけれど、ほくほく感が最高だった。

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?