見出し画像

旅と育児とホームシェア|airbnbとCouchsurfingで家にいながらグローバル子育て

ホームシェアリングを始めて感じていること

私が東京の自宅でひと部屋を旅行者に貸し出すようになってから、もうすぐ3年になります。私は旅好きの会社員で、小学生と保育園児の母でもあります。仕事は不規則だし残業も休日出勤もあり、なおかつ家事育児もしているので、いつも時間がもっとほしいと思っています。

子どもをもつ前から、海外を旅行するのがとても好きでした。しかし、子どもを持ってみてそれがひとりの時に比べてなかなか難しいこと、でも一歩踏み出してしてみると、ひとりの時には気付くことができなかったいろいろなものを見ることができることを知りました。そして、それが年に数回の楽しみに過ぎなくなってしまうのが寂しく、自分が旅行に行けないなら、旅行者に来てもらえばいいんだと思いつき、子どもと暮らす家を旅行者にオープンするようになりました。

私がしてきた子連れ旅行のこと、旅行していないときに自宅でしている旅行者へ家を解放する活動について書きたいと思います。読んでくれている方の日常を、ちょっぴり楽しくできるお手伝いが出来たらうれしいです。


出産は人生を変える

 初めて子どもを産んだ10年ほど前、思っていたことがあります。産んでみるまで知らなかったことです。妊婦時代は産めばラクになると思っていましたが、出産後は骨盤が開いてうまく歩けず、1ヶ月出血が続き、体は自分のものではないような感覚になるということ。そしてその状態でする初めての赤ちゃんのお世話は、寝られず、終わりがなく、トラブルの解決策に個人差がとてもあり、頭は空いているのに手だけはずっとふさがっていて、今までに味わったことがない類の大変さだということ。そして一歩外に出ると「赤ちゃんといるのだから」「母なのだから」というさまざまなレッテル貼りの嵐にあうということ。

 私はそれまでひとり旅がとても好きで、3日続けて休みが取れればあちこち旅行していました。ところが、出産をすると状況は激変。赤ちゃんの世話に追われ、3日どころかずーっと家にいるのにどこへも行かず、1日中大人とはひと言も話さないので社会から断絶されたような気持ちになり…という日々が続いていました。外へ出れば「母親なんだからこうあるべき」というメッセージが至るところにあふれていて、ものすごく息苦しく感じました。同世代の友人たちは、仕事に遊びに邁進していて、それがとてもキラキラして見えて、私の人生は今世はもう終わりで、来世に期待なのかなとうっすら考えていました。

 赤ちゃんはすごく可愛いのに、こんなふうに思う自分はひどい人間だなとも思っていたのです。子どもが好きで、早く母親になりたかったのに、いざ産んでみるとなんて自分勝手なんだろうと。

旅へ出よう、子連れでも

 ある時こんなふうにグルグル悩むなら、いっそもうどこかへ行ってみたらいいんじゃないかと思いつきました。夫は仕事が休めず、母に同伴を打診しましたが「赤ちゃん連れなのに何考えてるの」と反対され、やむなく子どもと2人で行くことに。「同伴者がいないから行かなかった」と言っていたら一生行けない気がしたのです。

 初めての子連れ旅は、生後7ヶ月の息子とふたりで、バリ島に2週間行きました。荷物は今までの比でないくらい重たく(初めてのことでいろいろ心配になり、離乳食はもちろん子ども用麦茶まで持参していたのです)、子どもが一緒なことで以前はできたことができないということももちろんありましたが、それを補って余りある開放感と、自分の人生はまだ自由だと感じたできごとでした。バリの空港から一歩外に出て、深呼吸したときの、東南アジア独特の湿度が高い空気の匂いを、今も忘れられません。子どもがいても、自分の足で、ちゃんと好きな場所に行ける。インドネシアの人たちは子どもにとても親切で、どこに行ってもかわいがってもらい、だっこしてもらいました。子どもに対する社会の空気が違うことも、強く感じました。

 復職した後もまとまった休みが取れるたびに、子連れでアメリカ、タイ、マレーシア、シンガポールなどへ行きました。どんな場所でも、みんな出産して子育てしているのだと思えば、大抵の場所は行けるはずだと思いました。子どもと旅すると、関心事も変わり、今までは目に映っても何も思わなかったものがものすごく面白く感じられるようになります。そして、どこに行っても子どもはとてもかわいがられました。

 東京にいると、公共の場で子どもが迷惑をかけないようにかなり気を遣う必要がありますが、海外では子どもに対してとても寛大だと思うことが多いです。子どもはかわいい、子どもはうるさくて当たり前、子どもを連れている母である私には親切にしよう、という気持ちをありがたいことに、どこへ行っても強く感じました。

 また、現地の子どもたちへの扱いを見ていても、面白いと思うことがたくさんありました。プーケットのコンビニで、店番をする若い女性の足元に、段ボールとタオルを敷いたマットの上で昼寝する子どもの姿があったのです。彼女はたまに来る客には笑顔で愛想をふりまきながら、足元で眠る子どもとテレビとに、交互に目をやっていました。保育園に入れないことが大きな話題になる東京を見ていると、こんなシンプルでゆるい解決策がとても新鮮に映りました。


東京以外の生活に触れたい


 
 仕事に復帰した3年後に、ふたりめの子どもを妊娠しました。当時思っていたのは、子どもを育てながら仕事をするというのが、しんどいということです。私は会社員なので、出産すると仕事を休めます。子どもでも産まないと、人生をリセットできないと思っていました。子育ても働くということも、人間として当たり前のことなのに、同時にしようとするとこんなに大変なのはなぜなのか。まわりの同じ状況の友人に聞いても一様にみんな大変そうなので、状況の違う、例えばほかの国の人たちはどうしているのだろうと興味が湧きました。そこで2回目の育休を取るにあたって、数週間に及ぶ旅行を複数回しようと決めました。

 最初に訪れたのは、タイとシンガポールです。1ヶ月間ずっとホテル住まいだったのですが、数日だけなら、また大人だけなら快適なホテル暮らしも、4歳と0歳の子どもと長期間するとなると罰ゲームのような大変さでした。床を這いずり回りたい0歳児と、思いきり飛んだりはねたりしたい4歳児にはリゾートホテルでの暮らしはまったく合わず、さらにその時タイは雨期を迎え、外へ行くこともできず、家族でケンカばかりしていてなかなか大変な日々でした。
 
 その後、友人の紹介で会ったシンガポールに住む女性の家にステイさせてもらい、カルチャーショックを受けました。彼女は私と同年代の子どもがいましたが、仕事との距離の取り方が絶妙で、自身の感覚に忠実な部屋に住み、子どもへの声かけも理にかなっていて、日常を大切にしていました。私が興味があるのは、高級で行き届いたサービスではなく、魅力的な個人、とりわけ育児を仕事をこなす人々が自分とは違う環境でどのような日常を紡いでいるかということだ、と気付いたできごとでした。


世界一幸福度が高い国

 その次に行ったのはデンマークです。デンマークを選んだのは、友人がいたことと、「世界一幸福度が高い国」と言われていたその暮らしぶりに興味があったからです。当時5歳と0歳だった子どもたちと2週間コペンハーゲンへ行ったのは、2014年春のこと。長期間に渡るホテル暮らしに懲りた私は、airbnbで一般の家庭の一室を借りて、日常生活に近い環境で過ごすことにしました。子どものいる現地の家庭に泊めてもらえば、遊び相手もいるし、おもちゃもシェアしてもらえるし、子どもが住んでいるのだから危険なエリアではないだろうし、私もその国での生活と子育てを一気に見ることができてお得かも、と思いつきました。コペンハーゲンのホテルはおそろしく高いので、それより高くなることもないだろうとも思っていました。

 探し始めると、すぐに泊まってみたい部屋を見つけました。長男の1歳上の男の子とシングルマザーの家庭。近くに公園もスーパーもあり、バス停も近くて、お風呂はバスタブつき、キッチンも使えるし、なんといってもインテリアがとても好みだったのです。そして、コペンハーゲンの標準的なホテルの4分の1以下の値段でした。メッセージのやりとりをしても感じがいいし、私はすっかりその物件に泊まるのが楽しみになりました。


出会って5分の人に自宅の鍵をわたすということ

 しかし、その日が近づくにつれ、だんだん不安になってきました。実在しない場所だったらどうしよう。寝ている間に身ぐるみはがされて外に出されたらどうしよう。さらにホストから「私と息子はしばらくタイへバカンスへ行くので、私たちのルームメイトに鍵の受け渡しを頼むからよろしくね」とメッセージが来て、ますます不安になりました。子ども2人をひとりで連れて旅に出るのも、子どもと一緒に乗り継ぎありで総フライト時間が10数時間に及ぶ旅をするのも初めてです。出発の直前にはなんで行くことにしたんだろう、とすら思っていました。

 12㎏の0歳児をだっこひもでくくりつけ、片手は5歳児とつなぎ、もう片方の手で30kgのスーツケースを引きながら、私はデンマークにつきました。空港からタクシーに乗り住所を伝えると運転手さんに「このあたりにホテルはないですよ」と言われ、「友だちの家なので大丈夫です」と答えます。本当は大丈夫じゃないけど、ここまで来たら行くしかありません。住所のところまで来て「ここで本当にいいんですか?」と聞かれましたが、いいのかどうかもわかりません。しかし、教えられた電話番号にかけてみると、女性の声で「すぐ行く」と言われました。重厚なオートロックの扉の向こうから、笑顔の女性があらわれました。彼女は私たちをすぐに部屋の中へ招き入れてくれました。中は暖かく、ずっと思い描いていたあの部屋があったのです。私は「この旅行はとてもいいものになるに違いない」とその時思いました。

 ルームメイトだったポーランド人の彼女は、キッチン、バスルーム、リビング、ベッドルームと順番に案内しながら簡単に使い方を説明してくれました。それが終わると「じゃあこれがあなたのカギ。出かけるときはかけてね」とカギを手渡すと、自分の部屋に消えていきました。ものの5分くらいの間の出来事です。お互い、名前しか知りません。その相手に家のカギを渡すという行為が、当時私にはかなり衝撃でした。私が悪い人だったら、どうするんだろう。そんな可能性を考えないくらい、信頼されてるっていうことなんだ。絶対に裏切らないようにしなきゃ、と強く思ったことを覚えています。

人生をシェアしあう

最初の予感通り、その家はとても快適でした。交通の便もよかったし、現地の友人を招いていっしょに夕食を食べることもできたし(コペンハーゲンは外食もべらぼうに高いし、お互い子連れだと家のほうが気楽なのです)、観光に飽きたら近所の公園でピクニックしたり、天気が悪い日は部屋の中でのんびり過ごすのも快適でした。

数日して、ホストが帰ってきました。ようやく会えた!と感激しました。彼女の6歳になる息子もとてもフレンドリーで、我が家の子どもたちとすぐに仲良くなりました。私は彼女にいろいろなことを聞きました。育児と仕事の両立が日本ではハードだと感じており、ほかの国での状況に興味があったのです。彼女は「デンマークでは一般的にこうである」という話と、彼女自身の個人的な話の両方を聞かせてくれました。その話をしているときに私は、住む場所や環境が違っても、同じ境遇である部分に心の底から共感したり、個人的な話が強く心に響いたりすることがあるのだな、ということを思っていました。

また、彼女が子どもといっしょに食べているものだったり、インテリアだったり、生活そのものにも強く影響を受けました。日本にいると、仲がいい友だちでも数日自宅に泊めてもらってどんな生活をしているかを見る機会なんてそうそうありません。同じくらいの年ごろの子どもがいる家庭というのは、とても発見が多いものです。彼女と話したこと、彼女のゲストに向けられる態度、彼女のライフスタイルすべてが印象的で、数日前までお互い知らなった年齢も国籍も違う相手と、こんなに心の深い部分まで話し合えること、そのきっかけとなったairbnbというシステムはすごいと思いました。

帰国する日に、ホストが空港まで送ってくれました。2週間前はひとりで2人の子どもを抱えつつ重いスーツケースを引いて、緊張しながら降り立ったのに、帰りはホストに荷物を運ぶのを手伝ってもらい、談笑しながら空港を歩いたことの対比は、この旅行の象徴的なできごとでした。


 それからは「現地の一般の人の暮らしを子どもと一緒にちょっとだけ体験する」という面白さにハマり、airbnbやCouchsurfingで部屋を見つけて、メルボルン、ストックホルム、ロンドン、ポートランド、メキシコシティ、バルセロナなどで「普通のお宅」に泊めてもらいました。 ひとり旅をしていたころは友人の家に泊めてもらうこともよくありましたが、子どもを2人連れているとなかなか頼みにくい。そんなとき、しくみとして自分の家を宿泊場所として提供する人と出会えるのはありがたかったです。

WWOOFの日々

 震災後、食の安全に興味を持って、イギリスに子連れでWWOOFをしに行ったこともあります。メルボルンに行った時、イギリスから受けた影響の強さを感じました。そこでイギリスへ行きたいと思い、さらにずっと参加してみたかったWWOOF発祥の地でもあると知り、ロンドンから電車で2時間ほど行ったストラウドという町へ3週間ほどWWOOFしに行ったのです。同年代の子どもがいる家で、ロンドンからさほど行きにくくない場所、という条件で探したところ、ちょうどいいホストを見つけました。
 
 行ってみて、田舎の農家をイメージしていた私は驚きました。そこは築600年以上の古城で、現代美術家のアーティストのファミリーが自分たちが食べるための有機野菜を、人を雇って作っていたのです。彼らは今まで接点がなかったような本当のセレブリティのファミリーでしたが、とても親切に自分たちのライフスタイルをシェアしてくれました。
 
 素材が良ければ料理はそれだけでおいしくなること。料理は好きな人たちで囲み、おしゃべりをしながら食べることが心を豊かにすること。それを自分たちで実践しながら、子どもたちにも説いていく彼らの様子は、非常に大きな刺激になりました。彼らは自分の家族だけでなく、近所のコミュニティにも広く開いた生活をしていて、家を動物愛護団体の展示に貸したり、近所の子どもたちを大勢連れてサーカスへ行ったり、週末のマーケットへ行けば顔見知りばかりだったり、そういったことが子どもに与える影響もとても大きく、私が与えたいと思うようなものでした。

 出かければ必ず知り合いに会い、近所の子が遊びにきて夕食を食べたり、週末に近所の友だちの家に泊まりに行ったりをごく自然にしていたホストファミリー。平日はホストたちはとても仕事が忙しいので、お迎えと夕食をママ友に託したりもよくしていて、ご近所全体が大きい家族みたいな感じでした。

 「共働き家庭はどこも忙しくて、でも実家が遠かったり親が高齢だったりするので、友だち同士で助け合おうと働きかけている」とホストは言っていました。子育てをもっとシェアしないと立ち行かない、という話を聞いて、考えることは遠く離れた異国でも同じだなと思ったのです。

 すごく離れた場所で、ふだんの生活とは全然違うことをしていたはずなのに、気付くことは帰ってからこういうふうにしたらもっと楽しいのではということばかり。生活は、環境が違っても普遍的で使い回しが利くことが多くて、そこがおもしろいなと思います。旅行は、いっときの夢みたいに非日常を楽しむのもいいですが、私はせっかく行くならそのあとがもっと楽しくなるきっかけにしたいと思っています。

 自然がいっぱいの広大な庭、たくさんの動物たち、今まで私が美術館でしか見たことがなかったような美術品がそこここに並ぶ家、しかしその中でもホストファミリーは細かくて終わりのない育児と、仕事の両立を一生懸命こなしていました。子どもの小さな成長を見守ることは、幸せで価値があるものだという当たり前のことに、他人がしているのを見て気付かされました。


さまざまな人生に触れる

 いろいろな場所に泊まり、さまざまな人と生活を少しだけ見せてもらいました。今、私は子どものいる生活にとても興味があるので、さまざまな国で子育て中の家庭がどのように子どもと向き合っているのか、それにまつわる食やインテリアを見ることはとても楽しかったです。また、子どもたちには東京の自分たちの生活は世界のごくごく一部で、あなたたちが大人になったら今とは全然違っても好きなことをして、好きな場所に、好きな人と住めばいいんだよ、ということを伝えてきたつもりです。言葉がなくても通じる思いもあるけど、言葉があるならとても便利、ということも繰り返し伝えました。どこまで伝わっているかはわかりませんが。

 いくつかの場所へ行き、考えたことがあります。

ひとつは、自分が住んでる街はけっこういいなということ。流行ってるから、という理由だけでポートランドに行ったとき、たしかに素敵だし面白い取組みや場所が多いけど、この感じは私の地元とすごく似てるなあと思いました。

 ふたつめは、自分が幼いことからずっと育った場所である「地元」という感覚は子ども自身にとって大切だなということ。道を歩けば知り合いに会い、いつもの公園にいれば誰かしらいて遊びが始まる、それを遠巻きにたくさんの大人たちが見ている、というような。それを行った先々の人がしているのを見て、うらやましくなりました。旅は楽しいですが、帰ったらいるたくさんの友だちに会いたいなと思いました。本当に「青い鳥」状態です。

 みっつめは、案内してもらうより案内する側のほうが楽しいんじゃないか?ということ。ホストたちは、自身が住んでいる場所のすてきなところや仲のいい人をたくさん紹介してくれました。もちろんこちらも楽しかったけど、紹介するほうも楽しそうだな、とずっと思っていました。

 そして、行く先々で本当に親切にしてもらって、この感謝は自分のうちだけに留めていてはもったいない、誰かに恩送りをしたい、循環させたいと思うようになりました。WWOOFで泊めてもらった経験は本当に素晴らしいものだったのですが、私が何かの巡り会わせでこういう素晴らしい場所に泊まれたのは、ここからなにかを学んでほかの場所へ還元するべきだからなのでは、ということを本気で考えました。この場所に限らず、場所や人に恵まれていたのは、私個人が楽しむためだけではないんじゃないか、と。


海外旅行は年に数回のお楽しみ、じゃもったいない

 私が数週間にわたる長期の海外旅行を繰り返しできていたのは、育児休暇中だったからです。復職のタイミングで、なおかつ子どもが小学校に上がるときでもありました。子連れだと日程にゆとりがある旅のほうが絶対楽しい。そして、これからは旅行に行けるのは私が仕事を休めて、なおかつ子どもの学校が休みのとき、と考えると年に数回です。少なすぎます。でも、今している仕事も好きだから、やめるのも嫌だな、という気持ちの間で考えました。そして、「だったら旅行に行けない期間は、自宅に旅行してる人を泊めればいいんだ」と思いついたのです。

 自分が旅行する間は、行った先の暮らしを体験させてもらい、自分が家にいる間は、東京の自分の暮らしをほかの場所から来た人におすそ分けする。自分がしてもらった素敵なことを、ほかの誰かに対してする機会があるというのが、私にとっては嬉しいことでした。私は、自分が楽しいと感じることをするのが人生でもっとも大事なことだと考えていますが、同時に自分だけで終わってしまうともったいないと思ってしまう貧乏性な性質もあります。自分がした楽しいことを、わかりやすいかたちでほかの人に伝えられるところまで含めて「楽しい」と感じます。そんな自分にとって、このサイクルは持続可能でぴったりだ!と思いました

ここから先は

15,329字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が参加している募集

#習慣にしていること

131,230件

サポートしていただけたら、作品を作り続ける勇気が湧きます。どうぞよろしくお願いいたします。